【安室奈美恵/Go Round】歌詞を和訳して徹底解釈します！繰り返すのは涙の日々？それとも…？！

果てしなく続く、彼のイメージとの戦い。

せめて頭の中の彼だけでも、彼女が必要だと、彼女を愛しているといって欲しい。

しかし、彼女の頭に浮かぶ彼は、笑顔でいるだけで何も答えてくれません。

彼女の頭の中にいる彼が優しい言葉をかけてくれないのは、自分で別れを決断したことが影響します。

自ら切り出した別れです。

無意識に彼のイメージにブレーキをかけています。

無意識にかけられているブレーキなので、彼女自身は全く気づいていません。

ただイメージの中だけでも、優しい彼でいてくれても良いのに。

こんなやりきれない気持ちと、彼女は日々向かい合っています。

愛する気持ちが残る別れから立ち直るには、相当の時間がかかります。

果てしなく続く、彼を愛する気持ちと別れを切り出した後悔。

まさしく本作のタイトルである、「Go Round」という状態です。

彼のためと切り出した別れは、本当に正しい選択であったのかを責め続けます。

ただ、責め続ける気持ちとは逆に、これで良かったというもう1人の自分もいるのです。

これが彼女を悩ませる大きな原因となり、答えのでない問題をいつまでも抱え続けます。

非常に切ない愛する気持ちが描かれる本作も、いよいよ終盤に突入です。

どうぞ、最後までお楽しみください。

悩み続けた彼女は、ようやく彼を吹っ切る決断をしました。

しかし、彼のことを忘れるわけではありません。

彼を愛する気持ちと、共存することにしたのです。

いつまでも変わらずに、彼のことを愛し続ける。

この気持ちに、彼女は嘘をつけません。

これまでと変わらずに、彼女の中で生き続ける彼への愛。

それで良いと判断した彼女の表情は、素晴らしく美しいものでした。

彼を愛し続けると決めた彼女。

心の中だけでいつまでも、繰り返し愛を彼に伝え続けます。

「たまにはしゃべってよ！」

なんて愚痴を心でいいながらも、大切な思い出として残し続けます。

本作の最後に繰り返し続く英語のフレーズ。

彼女がいつまでも変わらない気持ちでいることの表れでしょう。

愛し続けていますが、ようやく彼女の大切な思い出と変わったようです。

本作の歌詞を、物語調で和訳してみました。

とても素敵な歌詞が綴られていて、本作の世界が存分に楽しめたと思います。

本稿を読み終えてから、もう1度「Go Round」を聴いてみてください。

また違った印象で、本作を楽しめるかもしれません。

華々しい軌跡を残した安室奈美恵。

しかし、彼女の活動は全て順調であったとはいえません。

10代でメガヒットを連発して、人気絶頂である時に1度休業に入りました。

そして音楽シーンに復帰した後に、彼女の中である種の疑問が生まれたのでしょう。

ヒットメーカーであることの悩み、これまでの路線で果たして良いのかということです。

これまでのスタンスは、決して間違っていたわけではありません。

このスタンスがなければ、現在の安室奈美恵は存在していないからです。

抱いた悩みの結論は、更にパフォーマンスに特化するということでした。

この決断は今となれば正解であったといえますが、当初は様々な意見もあったことでしょう。

決して妥協することのないダンスと天性の才能を持つ歌声。

これらに磨きをかけ特化したことで、唯一無二の存在へと上り詰められたのです。

だからこそ、日本の財産ともいえる彼女の復帰を願ってしまいます。

いつの日か、また彼女のステージを楽しめることを期待してしまうのです。

いかがでしたでしょうか？

安室奈美恵の「Go Round」、とても素晴らしい内容でした。

あなたも彼との愛を大切に、思いっきり楽しんでください。