【忘れないで/DREAMS COME TRUE】「忘れないで」に込められた思いとは。歌詞考察あり！

はっきりと最終的な別れの言葉を口にしないのは、私にピリオドを打たせたいからなのだろうか？

でも、絶対に私からは最後の「別れる」という言葉は口にできないという思いが込められています。

あなたの為を想うのなら、ここで私が別れを切り出してあげることがベストなのでしょう。

でも、認めたくないけれど、あなたの背後をちらつく別の存在が私を意固地にさせているのかもしれません。

だからたとえ憎まれてでも、あなたの印象に残り続けることが私の望み、なのです。

あなたがいてくれてこその幸せなのに、これからどうしたら幸せになれるのかなんて検討もつきません。

勝手すぎるあなたの言葉が胸に突き刺さります。

さよならよりもつらくて、友達にもなれない一言って何だろう？というのがインターネット上で話題になっていた部分です。

これははっきりと他の誰かがいるという意味の「好きな人ができたから」あたりではないのでしょうか。

「さよなら」であれば、たとえ恋人同士でなくなったとしてもまた会えるかもしれません。

「友達でいよう」なら、恋愛感情がなくなってしまうことの悲しさはあるけれど、彼自身に会えないこともないでしょう。

でも「好きな人ができたから」と言われてしまったら、友達関係にもなれないし、ましてや今後二人で会うこともできないでしょう。

逃げ道のない決定的な一言を投下されてしまったのではないでしょうか。

この「忘れないでいて」という歌詞の心境が理解しがたいという声もあります。

フラれる側なのであれば、良い思い出ではないのだから一刻も早く忘れてほしいという意見も。

これは、忘れられるほどあなたにとってちっぽけな存在だったとは思いたくないという、自己肯定のための「忘れないでいて」という意味なのではないでしょうか。

すんなり、物わかりの良い子供のように、全てをあっさりとは受け入れることができない最後の悲しいあがきのようにも思えます。

DREAMS COME TRUEの「忘れないで」、いかがでしたでしょうか。

今までの自分自身の経験に重ね合わせてみて、思い当たるところはありましたか？

あなたに嫌われず良い思い出にするよりも、とにかく私の事を覚えていてほしいという、ある意味、非常に重い内容の歌詞です。

思いの深さが反映された、ずっしりとした楽曲なのです。。。

でも、できれば自分のためにも相手のためにも、「忘れて」もらうほうが進みやすいこともあるのかもしれませんね。