修羅場のMV
修羅場の歌詞
―短夜半夏(はんげ)、嘘を眩(くら)むとぞ― 疑うなんて浅(あさ)ましいです
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
夜が短い季節、7月初旬(半夏)のころ、主人公は愛する人に出会います。
相手を疑うなんて浅ましいことだと、まだ信じていたころのお話です。
陽(ひ)のもと認めたあの腕の白さまで 忘れたら・・・凍(こご)えずに温まるのか
一層この侭(まま)通わないとて構わない
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
しかし、彼は主人公の心を裏切るような不義理を働いたのでしょう。
彼女は“このまま来てくれなくたって構わない、これ以上貴方を疑わずに済むのなら”とまで思ってしまいます。
あの人を疑うことは、愛し合った日々すら忘れたくなることは、心が凍えるように寒いから。
―笠の雪の、自然が災(わざは)ひや― 黒ばむ前科(まえ)に労働(はたら)きます
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
久しぶりに通ってきた彼の傘には、雪がついていました。
東京には雪はありません。
「昨日はどこにいたの?」
そう聞いても曖昧な返事。
主人公の心に黒い疑いが膨らみます。
そんな気持ちを払うように、働いてごまかすのです。
揺れては末(おわり)とあの夏の期待を責め 仰いだら・・・灰色に誘(いざな)う娑羅双樹
一層この侭繁(しげ)らないとて厭(いと)わない
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
あの夏、主人公はあの人に永遠の愛を夢見ました。
しかし今は、疑いの気持ちが育つばかりです。
何方(だれ)かに会えば記憶を奪取(ぬす)まれよう
喉を使えば貴方が零れ出(い)で溢れよう ・・・
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
誰かに話せば、きっと「そんなひと忘れたほうがいいよ」と、知ったようなアドバイスで恋心をくすまされるでしょう。
しかし言葉に出せば、愛だけでなく恨みも、零れてしまいそうなのです。
是(これ)以上識(し)りたくなどない 一層この侭眠って居られたら好(い)いのに
噫(ああ)! 貴方の首筋が きっと現在(いま)はもう真っ白く透き徹(とお)って居る
出典: 修羅場/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
これ以上、あの人の不義理を知りたくなんかない。
このまま、あなたを想ったまま眠ってしまえたらいいのに。
しかしきっと貴方は今頃、わたしのように疑うことを知らない別の女性に、その白い首筋を見せているのでしょう。
辛い歌ですね。
終わりに
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