短い間奏に続き、2番Aメロです。
くすぶっていて気持ちを表に出せない主人公に対して、応援するような歌詞になっています。
ギターコードを見ると、「ストックしてたら」の部分のリフが緊張感たっぷりで、Aメロ全体の雰囲気をタイトにしています。
また、「情熱」の部分で、ブルーノートという歌唱テクニックが使われています。
ブルーノートとは、目的の音より少し低めに(フラット)に歌うテクニックです。
2番Bメロ
Amaj7 E B C#m B
夜空に花火が舞い落ちる でも私の祈りは届かない
Amaj7 E B
隠しきれないの胸騒ぎ まだ見ぬ明日はすぐそこ
B G#
想いは変わらない
出典: 太陽スキャンダラス/作詞:HARUNA/NAOTO 作曲:NAOTO
2番Bメロです。
冒頭は1番Bメロと同じく、ベースのTOMOMIさんが歌っています。
「太陽スキャンダラス」の特徴的なところは、このBメロにあると思います。
それはAメロ、サビ、間奏が、流れるようなリズムで演奏されるのに対し、Bメロは緩やかなリズムになります。
テンポは変わらないのですが、リズムが違うからそう聴こえるのだと思います。
また、「まだ見ぬ」からのブレイクが、緩やかなリズムからサビの流れるようなリズムへと変わる、良いアクセントになっています。
2番サビ
C#m E
やっぱ想像通りじゃ意味がない 想像以上も以下もない
F#m B G#
絡み合う本能は 今私のタマシイ燃やすよ
C#m E
上昇志向でいいんじゃない? 知らない世界へショータイム
A B G# C#m G#m C#m
浮気な夏ベイビーレイデー 神様ほほえんで
A B G#
溶けちゃいそうな夢を見たいよ
間奏
C#m E A B C#m E A F#
出典: 太陽スキャンダラス/作詞:HARUNA/NAOTO 作曲:NAOTO
2番サビの歌詞の見どころは、1番サビの「絡みつく太陽」と「絡み合う本能」を対比させているところです。
「上昇」と「ショータイム」にも韻が踏まれています。
曲の方を見ると、Bメロのブレイク後から覆いかぶさるようにサビが始まります。
流れに身を任せるようなBメロのリズムとは違い、サビは前のめりのリズムになっています。
「神様ほほえんで」の部分のキメ(バンドが同じリズムで音を出すこと)もロック調のこの曲にピッタリです。
また、Bメロとサビとの緩急が、うまい具合にマッチしています。
短いが、聴きごたえのあるギターソロ!!
Cメロ~間奏
C#m E A B C#m E A F#
どこまでいっても真っ暗闇で ぐるぐる回る迷路の中
C#m E A B A B
この先に答えがあるのなら 止まんないでほら走り続けよう
間奏
Amaj7 B C#m C#m B Amaj7 B C#sus4 C# B
出典: 太陽スキャンダラス/作詞:HARUNA/NAOTO 作曲:NAOTO
Cメロを挟んで、ギターソロが入ります。
ギターソロの最初は、Cメロに覆いかぶさり始まります。その始めのテクニックは、ピッキング・ハーモニクスというテクニックです。
このテクニックは、ギターのフレットに指の腹を少し当てて高音を出すテクニックです。
次にオクターブ奏法が入ります。オクターブ奏法とは、2つの同じ音を違う高さで出すテクニックです。
シンプルなメロディーですが、流れるような美しいメロディーラインを、オクターブ奏法で弾いています。
ギターソロ最後の見どころは、チョーキングです。チョーキングとは、弦を持ち上げて音のピッチを変える奏法です。
チョーキングが使われているのは1音だけですが、ギターソロの最後にふさわしい、ファンキーなテクニックです。
3番Bメロ
Amaj7 E B C#m B
はかなく揺れてる蜃気楼 ただ私の叫びは届かない
Amaj7 E B
はかなく揺れてる夢模様 まだ見ぬ 未来はすぐそこ
B G#
鼓動は止まらない
出典: 太陽スキャンダラス/作詞:HARUNA/NAOTO 作曲:NAOTO
3番Bメロの歌詞は、1番、2番Bメロと若干違います。
「蜃気楼」と「夢模様」で韻を踏んでいます。また、Bメロに特徴的な和風のメロディーラインを意識したのでしょうか、この2つの漢字を並べて見てみると、視覚的に美しいですね!
曲の方の注目ポイントは、ドラムです。
1番Bメロ、2番Bメロと違うのは、シンバルの1種であるハイハットが前面に使われていることです。
この部分の最初で「シャキシャキ」と、刻むようなビートを奏でているのがハイハットです。
今までのBメロは若干モタつく(意図的に本来のリズムから遅らせること)リズムでしたが、3番目のBメロはこのハイハットによってそれが無くなっています。
3番サビ
C#m E
やっぱ想像通りじゃ意味がない 想像以上も以下もない
F#m B G#
絡みつく太陽は 今私のタマシイ燃やすよ
C#m E
最高以上でいいんじゃない? パラレルワールド全開
A B G# C#m G#m C#m
私のこと甘くみないで 神様お願いよ
A B G#
張り裂けそうな夏にしたいよ
C#m B C#m
太陽スキャンダラス Yes! イェイイェイイェイ
出典: 太陽スキャンダラス/作詞:HARUNA/NAOTO 作曲:NAOTO
3番Bメロから3番サビの間に、まるでビートルズの「ツイスト・アンド・シャウト」のようなコーラス部分が入ります。
また、PVに映し出されるメンバーの様子が、とてもセクシーです。
4人並んで映っているのですが、その部分だけスローモーションになり、セクシーな表情が良くわかる編集になっています。
そして3番サビへの入り方も、オモテのリズム(1拍目)から入るのではなく、ウラのリズム(2拍目)で入ります。
こういった細かいアレンジも、聴きどころの1つです。