老人にロック・ユー!
3番の独自和訳
かわいそうな老人よ
言い訳めいた目で見ているうちに
いつか平和になるのかい?
泥まみれの顔で恥ずかしい
誰かに連れて帰ってもらいな
俺たちが揺さぶってやる
老人に同情?
1番では少年に説教、2番では若者に皮肉……という流れで、3番では老人に同情しています。
若い頃はヤンチャでも、ある程度の年齢を重ねたら、平穏な日々が望ましくなるもの……。
しかし、クイーンがロックオンした老人はまだ平和ではないようです。
あるいは高齢化社会になるにつれ、老後の不安は増えるばかり……とも言えるでしょう。
そう考えると、作詞をしたブライアン・メイには先見の明があったのかもしれません。
ただ、少年の顔が泥だらけなのは文字どおりの意味でしょうが、老人の場合はちょっぴり謎。
実際の泥が顔についているのではなく、後悔の念が泥のように表情に浮かんでいるのでしょうか。
生き様や人生は顔に現れるもの。刻まれるシワまで魅力的に見えるといいわけですが……。
ライブに出かけるのが大変な老人は、自宅でロック・ユー!ということかもしれません。
魂が揺さぶられる応援歌!
辛辣な言葉が含まれているにも関わらず、ディスられた気はしない……と感じませんでしたか?
反骨精神の根底には愛がある、それこそがロック!と揺さぶりをかけられたようです。
英語のネイティブなニュアンスが理解できなくても、音楽を聴くだけで確かに伝わってきます。
結局、ダメな部分を認めつつ、ロックで魂を揺さぶろう!という応援歌になっているわけですね。
その根底にあるロック魂が伝わってくるからこそ、長く愛される名曲になっているのでしょう。
老人になっても、足を踏み鳴らして歌いたいものです。
いつまでもロック・ユー!
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