2ndEPとしてリリース

英詞が特徴

FAITH【Yellow Road】歌詞を和訳して意味を解釈!何を探しているの?魔法の言葉を紐解くの画像

今回紹介する【Yellow Road】はFAITHの2ndEPとしてリリースされた楽曲です。

EPの情報と共に、初の全国ツアー"On The Way Home Tour"の開催を発表したことでも話題となりました。

【Yellow Road】は明るくポップな曲調に乗せて歌われる英詞が特徴的な楽曲です。

内容を紐解いてみると、【Yellow Road】の歌詞に込められたメッセージを理解することができます。

まずは、曲名に込められた楽曲のテーマから理解していきましょう。

テーマは『オズの魔法使い』

FAITH【Yellow Road】歌詞を和訳して意味を解釈!何を探しているの?魔法の言葉を紐解くの画像

曲名の【Yellow Road】を日本語に直訳すると「黄色い道」です。

これは『オズの魔法使い』に出てくる黄色いレンガの道がモチーフとなっています。

オズの国へ飛ばされた主人公のドロシーは、オズの魔法使いが家に帰る方法を知っていると聞かされます。

その、オズの魔法使いのいるエメラルドシティに行く途中に通ったのが、黄色いレンガの道なのです。

家に帰るという「希望」を表した道という見方もできるでしょう。

この物語こそが【Yellow Road】の楽曲のテーマとなっています。

ドロシーがオズの魔法使いへ会いに行くまでには、様々な苦悩や葛藤がありました。

それを現代に置き換え、夢や目標を目指す人達の背中を押してくれるような歌詞に仕上がっています。

楽曲を聴き終えた後にはきっと、一歩踏み出す勇気が沸いてくるはずです。

さっそく【Yellow Road】の歌詞の解釈を進めていきましょう。

1番の歌詞を解説

最初の一歩

Walking in the sun feeling alright
Just trying to find my way back home

[和訳]
太陽の下を歩きながら
家に帰る道を探している

出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH

歌い出しの歌詞になります。

和訳についてはMVに公式に掲載されているので、そちらを引用させていただきます。

この楽曲の主人公は、新しい夢を叶えるために家族の反対を押し切り、家を飛び出してきたのでしょう。

そして、いつか夢を叶え、胸を張って家に帰ってこれるようにしようという想いを抱えています。

ドロシーが家に帰るために、オズの魔法使いへと会いに行こうとしている様子にも重なる描写ですね。

Talking to myself wondering why
And how I got here all alone

[和訳]
独り言を言いながら 不思議に思う
どうやって1人でここまで来たのか

出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH

不安を口ずさみながらも、主人公はがむしゃらに進み続けるしかありません。

知らず知らずの内に新しい世界へと足を踏み入れていたようです。

とりあえず自分の力だけで夢へのスタートラインに立てたのでしょう。

一度進むと決めてしまえば、後は時間がなんとかしてくれるのです。

知らない世界

Everything in this world has changed and
I’m the only one I know here

[和訳]
この世界のすべてが変わってしまっていて
ここでは私以外の誰のことも知らない

出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH

新しい世界では自分のことを知っている人間は誰もいません。

今までとは違った自由がある分、頼れる存在もいないということでもあります。

主人公は未来への期待と不安の両方を感じているのでしょう。

Missing friends and family as
I stumble on these bricks and stones

[和訳]
友達や家族が恋しくなってきた
このレンガと石の上でつまずきながら

出典: Yellow Road/作詞:アカリドリチュラー 作曲:FAITH

友人や家族のことを思い出しているようです。

当たり前のように近くにいた人達が遠ざかってしまい、改めてその大切さに気付いたのでしょう。

足がもつれている様子から、主人公は涙で前が見えなのかもしれません。

そんな寂しさを抱えながらも主人公は進み続けます。

ドロシーがオズの国で感じた切なさと重なる詞です。