チューナーは必須アイテム!

ベースを始めたら、何はともあれ揃えたいのがまずチューナー。

きっちりとチューニングができていないと、どれだけ難しいフレーズを弾きこなせてもうまく聞こえません。

バンドサウンドとしてもなんだか気持ちの悪いサウンドに。

また、ベーステクニック上達のためにも実はチューニングは欠かせません。

チューニングが出来ていないと、きちんと正しい音が出せているのか把握できないからです。

フレットの位置はもちろんのこと、押弦時の力の入れ具合。

またギターほど頻繁ではないかもしれませんがチョーキング時に正しい音程までチョークできているか。

こういった点がチェックできないからです。最も、絶対音感を持っていれば問題ないのかもしれませんが……。

また、ベースバンドサウンドの要です。

リズムを刻みながらグルーヴ感を曲に与える、縁の下の力持ち的な存在です。

バシッと決まったチューニングで、カッコよくベースを奏でましょう。

チューナーの種類は4種類?!

チューニングの重要性を理解したところで、実際に使用するチューナーを選んでみましょう。

チューナーには、主に3種類あります。

あれ、4種類って……?と思われた方、ご安心ください。

残り1種類については後程ご説明します。

まずは、チューナーの代表的な3種類をご紹介しましょう。

クリップ式

クリップ型チューナーが初めて登場したのは2004年。

世界最小のチューナーとしてKORGからデビューしました。

チューナーの種類の中では新しいタイプです。

近年では使い勝手の良さやコスパの良さから、アマチュアの間では主流になりつつありますね。

ヘッド部分に挟んで使用するタイプのチューナーです。

弦を弾いたときにヘッドに伝わる振動でチューニングするシステムです。

シールドは不要。クリップで挟むだけと手軽にすぐ利用できるので初心者に人気があります。

初心者セットに入っていたりすることも。

コンパクトでかさばらず、商品によってはポケットに収まる大きさのものも存在しています。

べーシックな性能のものであれば数百円程度から手に入り、価格もお手頃。

キャリブレーションピッチの変更機能などがついているものは高価な傾向があります。

据え置き式

自宅やスタジオなどで主に使用します。

シールドを刺して使用するタイプで、チューナーのスタンダードともいえる存在です。

クリップ型チューナーが登場する前は、この据え置き型が一般的な存在でした

クリップ型より大型なため多彩な機能が搭載できるのが特徴です。

メトロノームがついていたり基準音が鳴るタイプのものもあります。

特にメトロノーム機能がついているものは初心者の個人練習にもおすすめ

マイクがついているものも多く、アコースティックギターや管楽器などベース以外の楽器にも利用できます。

ペダル式

シールドを繋ぎ、エフェクターのように足元において使用します。

エフェクトボードに組み込んで使用することがほとんどですね。

ライブを行うのであればこのペダル式があるととても便利です。

基本的に足元において立ったまま操作することを想定して設計されています。

そのため頑丈にする必要があり、重量も他のタイプに加えてかなり重いです。

手での操作性は良くないので、自宅での個人練習などには向いていません。

ライブ会場の暗い照明でも立ったままの状態で使用できるよう、視認性は抜群です。

近年は複数弦を一度にチューニングできるポリフォニック機能をもつペダルチューナーも人気のようです。

チューニングにかかる時間が大幅に減るのでライブにはもってこいですね。

ポリフォニック機能を搭載しているクリップ型のチューナーも存在しています。

ですがライブでの使用にはペダル型のほうが向いているでしょう。

4種類目のチューナーは?!

ベースチューナーおすすめ人気ランキング10選!4種類の特徴と選び方を解説!基本のチューニング方法もの画像

さて、チューナーの種類は大きく分けて3種類、と先ほど申し上げました。

ここで紹介する4種類目はチューナーとして利用できるツール、といった位置付けです。

厳密にいえばチューナーではないけれども、チューニング機能を持つアイテムとして数アイテムご紹介します。

まず、マルチエフェクター。最近はチューナー機能がついているものも多くあります

エフェクターもチューナーも欲しいけれども予算が……。

という場合はエフェクターのチューナー機能を使用するのもいいでしょう。

また、スマホアプリのチューナーもあります。

これらはどちらも簡易チューナーとして使用できますが、精度はチューナーそのものよりも少し劣ります。

高価で高性能なマルチエフェクターの中にはある程度の精度のものが搭載されているものもありますね。

スマホアプリのチューナーの登場やマルチエフェクターにチューナー機能が搭載されたのは10年程前からのこと。

20代後半から上の年齢層の方にはチューナーといっても先に述べた3種類しか思い当たらない場合がほとんどでしょう。

また、慣れてくればA音を発生させる音叉でもチューニングは可能です。

ベースの基本的なチューニングのやり方をご紹介

チューニングの基本的なやり方もご紹介しましょう。

まずは用意したチューナーをセットします。

クリップ式の場合はヘッドに取り付けてください。

据え置き型やペダル式の場合はベースのボリュームを0にしてシールドを繋ぎます

チューナーの電源を入れてからベースのボリュームを上げましょう。

4弦ベースの場合、レギュラーチューニングは1弦から4弦にかけてG、D、A、Eとなっています。

チューナーを使用してチューニングを行う場合、ベースのチューニングは太い弦から順番に行ってください。

まずは4弦をEに合わせていきましょう。

 弦は緩めた状態からだんだんと締めていくようにします。

”E”の表示が出る、”E"のランプがつくなどしたら”E”に近づいてきています。

そこからチューナーの針が真ん中を指すように微調整していきましょう。

締め過ぎて音が高くなってしまった場合は、一旦緩めてからもう一度締めていくようにしてください。

同じ手順で、3弦、2弦、1弦とチューニングしていきましょう。

音叉&ハーモニクスを利用した方法も!