逆方向に流れる風も
そっと置いていくように吐いた息も
すぐに遠くなるけど
振り返るころに輝いてるよ
出典: Believe in ourselves/作詞:LiSA・田淵智也 作曲:田淵智也
1、2行目の向かい風や吐息というのは、今まで彼女が経験した辛いことや試練のように読み取れます。
時間が進めば進むほどそれはどんどん過去のものになっていくでしょう。
進んでいる最中はあんな辛いこともうコリゴリ、思い出したくないと思っているかもしれません。
しかし、そのことからさらに時間が進んだ頃、そのことをふと思い出す時が来ます。
「あの時はすごく辛かったけれど、今思えば素敵なことだったな」と思うことって意外とあるものです。
それはまさに「輝いているもの」でしょう。
歌うことで繋がる絆
その目とこの目で映しあったら
もっと光が溢れ出すから
一緒に作り上げた景色の向こう側を見たいんだ
この絆が この心が ああ 本当のまま
褪せない様に 消えない様に 歌うよ せめてキミに せめてキミに
出典: Believe in ourselves/作詞:LiSA・田淵智也 作曲:田淵智也
ゴールを目指すのも自分。
道を歩き出す第一歩を踏み出させるのも自分です。
しかし、未来を作り上げていくのは自分だけではありません。
自分の歌を受け取ってくれる人や応援してくれている人の存在があるから、今を歩き続けることが出来ます。
両者のつながりを切らさないよう、歌い続けて想いを伝える。
歌うことが架け橋であり、絆のもとなのです。
ゴールに到達した時自分一人ではなくて大切な人も一緒なら、感動もひときわ大きなものになるでしょう。
今から未来へ
自分自身を信じて走って 一個だって譲らなかったから
最高の今日、明日があるんだ だから行こう
キミと一緒に
出典: Believe in ourselves/作詞:LiSA・田淵智也 作曲:田淵智也
人には譲れないものがあります。
それは誰でもそうなのですが、この領域を守り通すのはとても難しいことです。
特に仕事だと「妥協しなきゃ」「ここは我慢しなきゃ」と言われることも、自分で思うこともあるでしょう。
音楽活動でもそんな時はあったのかもしれません。
しかしながら、彼女は譲らなかった。
譲らずに行って、ここまで来られたのです。
だから今この時は最高な時であり、明日もまた最高なのでしょう。
その最高な明日を、大切な人と迎えることを望んでいます。
歌詞中の「キミ」とは?
「Believe in ourselves」で度々登場する「キミ」。
恐らくLiSAさん自身を表していると思われる「僕」にとって、とても大切な人なのがよく分かります。
この人は誰なのでしょうか。
これは筆者の推測も入るのですが、LiSAさんの音楽を聴いている人なのではないかと感じます。
音楽やモノを作る表現者にとって、応援してくれる人や作品を評価してくれる人はありがたい存在です。
ファン以外にも、LiSAさんを支えている人や歌を世に送り出す関係者もいるでしょう。
これら全ての人が「ourselves」に含まれているのではないでしょうか。
「Believe in myself」がLiSAさん自身であれば、「Believe in ourselves」はLiSAさんと彼女の大切な人。
その人たちを表す「キミ」に、LiSAさんは自分が歩いていく道に一緒に来てほしいと考えているのでしょう。
それは1曲聴いただけでは伝わり切れないものがあるから、一緒が良いのです。
新しいLiSAの始まり!
LiSAさんの「Believe in ourselves」の歌詞について解説しました。
これまで支えてくれた全ての人々に向けた、感謝にも似た思いが伝わってきます。
この曲でここまでのLiSAさんが一区切りつくことになるのですが、それはアーティストの終わりではありません。
それはまた新たなスタート。
「Believe in ourselves」が今後のLiSAさんの活動を予感させてくれます。
今後もっとパワーアップするであろう彼女の楽曲から目が離せません!
最後に、LiSAさんが歌ってきた名曲を取り上げた記事を紹介します。
【LiSAのアニソン一覧】華麗なるアニメタイアップ曲の数々を主題歌となったアニメ作品と一緒に紹介! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
いまやアニソン界では知らない人はいないともいえるLiSAさん、今まで数多くのアニメタイアップ曲を発表してきました。いったいどんな曲があるのか、アニメ作品と一緒に紹介します。
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