溺れていく2人
S:急がず 手探りでそっと進む
N:優しさだけでは 抜け出せないTrap
O:真夏を彩るその香りに
M:気障(キザ)な台詞 意味を失くす
A:少し焼けた肌が You turn me on
N:冷めない熱気が 身体包んで
M:いつかは終わる夢 分かってるだけど
S:手を取り導いた In my heart
出典: Midsummer Night's Lover/作詞:ASIL 作曲:Erik Lidbom、Mr.Mustard
お互いにハダカになってしまえば身を守るものは何もありません。
ふわりと彼女から漂う香りに男は言葉なんて意味がないことを感じたのでしょう。
さっきまでのうわべの笑顔と会話が薄っぺらくさえ感じます。
「真夏を……」の部分の大野さんの抑揚がセクシーですね。
シングル曲とは違う歌い方のふり幅に、変幻自在な方だなと驚かされます。
夏に晒(さら)された彼女の日焼けした肌と、焼けていない部分の境目に男は興奮を覚えます。
熱病に冒(おか)されたようにお互いを求め合う2人。
この夢は永遠じゃない。そんなことは分かっているけど……。
葛藤がありながら制御が効かなくなっているようです。
ところで櫻井さんの「In my heart」が妙にネイティブで面白いのは私だけでしょうか……?
策略の影……?
Baby,Is this love?×2
N:理屈はもう捨て去って
M:Endlessに求め合って 心のままに
Give me your love×2
A:知らないままでいいよ
S:汗ばんだグラスを引き寄せ
O:傷ついてないのは大人じゃない
N:Oh 優しい嘘だって身を委ねて
I wanna go far×2
M:尽きない欲望落ちてゆく
S:夜の中へ
Wow Yeah Oh
O:答えは言わないでいい 耳を澄ませば
出典: Midsummer Night's Lover/作詞:ASIL 作曲:Erik Lidbom、Mr.Mustard
この愛はこれからどうなるのか?
欲望のままに彼女を求め、「もっと愛して」とねだる彼女。
「心のままに」の部分にコーラスが入って2人が行為に溺れている様子が見えます。
「知らないままでいいよ」が何を示すのか?
相葉さんが歌うと悲しい真実を隠している男の苦悩にも感じます。
男はもともと別の思惑があって彼女に近づいた……?
氷が解けてしまったグラスの中の液体を口に含むともう味はぼやけています。
男が彼女を騙した気まずさから、マズい飲み物を無理やり飲む姿が想像できますね。
誰も傷つかないまま大人になんてなれない。
優しい嘘に身を委(ゆだ)ねることで幸せを感じることだって……。
「遠くへ行きたい、できるなら君と」
嘘から始まった2人の出会いですが、男は彼女に本気になりそうなのでしょうか。
もう、言葉なんて2人には必要ないのかもしれません。
大野さんの「耳を澄ませ・ば……」と「ば」の前に入るひと呼吸!
こういうことを、計算じゃなく自然にやってしまうところが大野さんの恐いところですね。
ライブでピンスポットが当たっている姿まで想像できてしまいます。
終わらない2人の夜
Baby, I wanna take you out×2
O:この夜に誘われ
A:Endless 止まないMusic 今はこのまま
Let me take you out×2
S:ここから二人だけ
M:ふと見とれた視線を受け取って
N:焦らなくていい登る階段
O:Oh 少しずつ上がってゆく体温で
I wanna do more×2
A:甘美な欲望 負けてゆく
S:夜の中へ…
出典: Midsummer Night's Lover/作詞:ASIL 作曲:Erik Lidbom、Mr.Mustard
策略があって彼女に近づいた男。知らずに誘いに乗ってしまった彼女。
ですが2人だけの甘い時間をすごしたら男の気持ちは揺らいだようです。
罠にかけるつもりが、かかっていたのは自分……?
例えそうなのだとしても、動き出した気持ちはもう止められない。
男も「夜の中へ」飛び込んでいく覚悟がようやく決まったようです。
嵐にしてはセクシー?
「ONE LOVE」や今回の表題曲「夏疾風」からは想像できなセクシーな内容でした。
でも意外とアルバムには男女の秘めゴトを描いた曲があります。
大野さんのソロ曲「Rain」(2005年発売アルバム「One」収録)。
櫻井さんのソロ曲「T.A.B.O.O」(2010年発売アルバム「僕の見ている風景」収録)。
特に櫻井さんの「T.A.B.O.O」は歌詞が過激でファンの間でも衝撃が走りました。
さわやかだったり、迷っている人を導いてくれる楽曲が嵐の魅力ではあります。
でもファンに向けて発表されるアルバムやライブではびっくりさせられるのも嬉しいものです。
これからも「これが嵐の曲?」と思うようなサプライズを期待したいです。
ソロ活動も順調
先輩と真っ向対決!
映画「検察側の罪人」は雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)さん著作の同名小説が原作。
エリート検事・最上(木村拓哉)と新人検事・沖野(二宮和也)さんがとある事件で対立します。
お互いの「正義」に従い行動する2人の決着点は……?
8月24日に公開され、初週は見事国内映画ランキング1位を獲得しました。
来年3月に開催される「日本アカデミー賞」の注目作品となりそうです。