夏をテーマにした恋愛ソング
2014年4月1日に発売されたファーストアルバム「guitarissimo」に収録されています。
透き通る声とアコースティックギターの音色が際立つ、爽やかで伸び伸びとした曲調。
そして、歌詞には離れてしまった大切な人に「会いたい」という気持ちが込められています。
「あいのり2」はグループの中で男女が恋愛を繰り広げていく内容。
タイトルに込められた意味
タイトル「ハツナツ」はどんな意味が込められているのでしょうか?
「初恋」の「初」と季節の「夏」を掛け合わせたのかもしれません。
miwaさんの初恋の思い出が綴られているのかなと、筆者は解釈しました。
「guitarissimo」が発売されたのは、まだmiwaさんが高校生の時。
「ハツナツ」に登場する男女は高校生ではないかと推測できます。
離れ離れになっているのは、miwaさんが音楽の道へ進むために故郷を離れたからでしょう。
愛する人と遠距離になってしまった人には、特に共感する部分の多い歌詞ですよ。
生歌が素敵
2010年4月17日から2013年3月26日に「miwaのオールナイトニッポン」というラジオ番組が放送されていました。
そこでmiwaさんがギターの弾き語りで生歌を披露するコーナーがあり、どの回も素晴らしいクオリティです。
今回ご紹介する「ハツナツ」も生歌で演奏されています。
YouTubeでその音源を聴くことができるため、ぜひチェックしてみてください。
生演奏でこのクオリティはさすがですね。
ギターのカッティングの音が曲調とマッチしてとても爽やか。
歌だけでなく演奏も安定していて、心地よく聴き入ることができますね。
とても温かい気持ちにさせてくれます。
ギターのしっかりとした弦の張り具合が音色から伝わってきて、生演奏ならではの魅力だなと思いました。
それでは、次は今回のメインである歌詞の解釈に移っていきましょう。
「君」との楽しい夏の思い出
夏の訪れ
こっちはもうすぐ ヒマワリが咲き始めるよ
街中がみんな 夏を待ち焦がれて わくわくしているよ
出典: ハツナツ/作詞:miwa 作曲:miwa
夏の訪れを誰かに報告するような始まり方ですね。
離れ離れになった故郷の誰かへ送ったメッセージの内容ではないでしょうか。
何気ない日々の光景すら共有したくなるような、親しい関係性なのがうかがえます。
また、この「夏」という季節が特別なものであることも想像できますね。
楽しい思い出が蘇る
くずれそうにあふれ出したチョコバナナパフェで笑って
裸足になって はしゃいだ季節 また来るね
出典: ハツナツ/作詞:miwa 作曲:miwa
これは、先ほどの報告をした相手との思い出。
夏といえば冷たいスイーツが美味しい季節。
お店で注文したパフェが思った以上に盛り盛りで、思わず笑ってしまった。
そして裸足になるのは、水辺で遊んだりしたからでしょうか。
いずれも、自然体で楽しんでいる様子が想像できますね。
そんな思い出の季節がまた訪れる…。
つまり、離れ離れになってから長い期間が経過しているのがうかがえます。
その間もずっと心の中にはその人物がいるのですね。