アニソンの魅力を再発見させてくれたORESAMA!
待望の2ndアルバム「Hi-Fi POPS」
2018年4月に待望の2ndアルバム「Hi-Fi POPS」をリリースしたORESAMA。
アニソン好きの方はもちろんチェック済かと思いますが...。
ぽんさんの歌声をこんなにもバラエティ豊かなアレンジで聴けるとは!
想像以上の仕上がりでしたね。
これはアニソン好きだけで聴いておくのはもったいないのではないでしょうか?
2019年は紅白歌合戦に出場してもらいましょう!
どうしてもとお願いされたら東京オリンピックで歌ってもらってもいいのではないでしょうか?
今回はORESAMAファン増殖化計画の一環として2017年の「trip trip trip」をレコメンド!
「魔法陣グルグル」のオープニングテーマ♪
「trip trip trip」の魅力はほとばしる疾走感にあります。
コロコロ変化するメロディ。ノリノリのテンポ。
アニメ「魔法陣グルグル」のオープニングテーマとして書下ろされただけのことはあります。
人気漫画を原作とする「魔法陣グルグル」は1994年、2000年に続く3度目のアニメ化作品です。
90年代の懐かしの名作のリメイクということで期待度が高かっただけに主題歌にも注目が集まりました。
ORESAMAの魅力は90年代を感じさせる良質なポップ感覚です。
「魔法陣グルグル」のタイアップはORESAMAにとってうってつけ企画!
物語とリンクするような歌詞にも俄然注目が集まりました。
魔法のような「trip trip trip」の歌詞に注目
歌いだしはもちろんサビから♪
アニソンの定石を踏まえた素晴らしい歌いだしです。
さすがORESAMA。分かってます。
ぽんさんのブレス音と共に一番盛り上がるサビから始まる構成。
透き通るような歌声にストリングスが徐々に絡みついていきます。
重なる電子音に合わせていきなりのクライマックス!
ここでタイトルクレジットがドーンと出ます、といわんばかりのサビ終わり。
そこからミニムーグを基調にしたイントロが始まると展開が次々と変わっていきます。
「冒険が始まったんだ」と胸のワクワクが止まりません。
胸の中の道しるべを信じて行けばいつか輝く日がやって来る
魔法にかかるように
瞳の奥がキラリ ときめきはじめる
よーいのどんでフライング もっともっと巡り会おう
道しるべ ここにあるわ
出典: trip trip trip/作詞:ぽん 作曲:小島英也
ここまでのORESAMAの活動は決して順調なものではありませんでした。
いざプロデビュー!と意気込んだもののレコード会社のトラブルで活動は一旦休止。
このような局面は誰にでも訪れることです。
身体の負傷でスポーツを断念せざるを得ない人。
入試の当日風邪を引いてしまうかもしれません。
お仕事を張り切り過ぎて心を病んでしまう方も多いそうです。
そんな時、どうして自分ばかり...と落ち込んでしまうこともあります。
しかし人生は長いです。
胸に沁みる冒険物語はいつだってどん底から始まります。
今は旅の始まり、そう心に誓いましょう。
ORESAMAの活動休止中、ぽんさんは「nana」というSNSを駆使して歌い続けたのです。
時には無力感に苛まれながらも必死で歌い続けた結果、再び大きな舞台に戻ることができました。
”道しるべ”は胸の中にある。
ぽんさんは身振りで心臓の位置を指し示します。
魔法をかけるのは自分自身です。
自分を磨くことは人相にも表れるといわれています。
前向きに頑張る人の目はキラキラと輝いて見えるのです!
旅と出会いを通して湧き出る勇気
この庭 抜けたら
ねぇ 空はなに色?
なにが起きるの?
ふくらんだ未知の世界 少しだけこわかった
でもわたし信じていたの いつか必ず出会う
この扉 そっとあけて
出典: trip trip trip/作詞:ぽん 作曲:小島英也
人生を旅に例えた普遍的なメッセージを込めた「trip trip trip」。
アニメ「魔法陣グルグル」の世界とももちろんリンクしています。
未知の世界へ旅に出る勇者(本当は盗賊?)ニケと魔法使いのククリ。
最初はレベルの低いへっぽこコンビでしたが様々な試練により成長していきます。
誰しも新しいことにチャレンジすることは勇気がいることです。
しかし仕事や旅を通して多くの人々と出会い知見を広げることで未知の怖さは薄れていきます。
ORESAMAのぽんさんも小島さんもそうだったのでしょう。
「trip trip trip」はORESAMAにとって壮大な実験作でもあります。
アニメの尺に合わせた展開、高速BPMへの挑戦。
怖さを克服し挑戦した「trip trip trip」はマジカルな楽曲として迎え入れられました。
新しい扉を開く勇気を得たのです。