「BURNING UP」について

【BURNING UP/EXILE TRIBE】三代目Ver.と歌詞の違いを解説!の画像

本気で実現したいことに対して、全力でぶつかり、さらに高みを目指す姿勢を歌っています。

同曲は、オリコン週間シングルチャート第1位を記録しました。

タイトル通り、歌詞では熱い姿勢が歌われています。

一方で、サウンドはEXILEらしいダンサブルなリズムと爽快感。

作詞は「bag o’pound」作曲「SMIDI,SIRIUS」が担当されました。

SMIDIさんはロサンゼルス在住のソングライターです。

音楽クリエイターチーム「FUTURE UNISON」のメンバーでもあります。

EXILEのほか、安室奈美恵西野カナへの楽曲提供も行なっているようです。

SIRIUSさんはパリ在住のレコーディングプロデューサー。

SMIDIさんと同組織に所属。ヨーロッパや日本のアーティストへ楽曲提供しています。

国境を越えて多くの人たちが、曲の制作に関わっていることがわかりますね。

キーワードとなる「炎」

歌詞の違いを解説する前に、曲全体のキーワードにもなる「炎」とは何かを明確にしておきましょう。

「炎」とは、自分の「意志」であることが推察されます。

歌詞の冒頭に出てくる「炎」から読み解きました。

本気モード

偶然じゃない 重なり合った炎
身体巡って 今
目醒める本能

出典: BURNING UP/作詞:bag o’pound 作曲:SMIDI,SIRIUS

意志とは、物事を成し遂げようとする積極的な志のことを意味します。

1行目では、意志が明確になった瞬間を表現しているのではないでしょうか。

たとえば、一目惚れをした人を思い浮かべてください。

「あの人を見た瞬間、雷が落ちた」という表現することがよくあると思います。

まさにその状態です。

異性だけではありません。

人は、自分がかっこいい、やってみたいというような強く惹かれるものと出会うと、いわゆる「本気モード」になります。

自分がこれだと思う目標を実現するためにひたむきに努力する。

それができるのは、強い意志が根源にあるからこそ。

さらにサビを見てみましょう。

自分の意志で切り拓いていく

JUST BURNING UP ON FIRE NOW
暗闇照らした炎 JUST BURNING UP
ON FIRE NOW 跡形なく焼き尽くして

出典: BURNING UP/作詞:bag o’pound 作曲:SMIDI,SIRIUS

先が見えずにもがき苦しんでも、自分の意志で切り拓いていくという強い主張が読み取れます。

(2行目に関しては後ほど詳しく解説します)

曲のタイトルも、自分の意志で未来を切り拓いて行く曲だと解釈することができるでしょう。

「炎」の定義を明確にしたところで、いよいよ歌詞を解説していきます。

歌詞の違い1「個」と「全体」

この箇所では、両者の「視点」の違いが現れています。

まずは三代目バージョンの歌詞を見てみましょう。

がむしゃらに喰らいついていく

絶対譲れない 変わることのない MY FAITH
喰らいつく DREAM
瞬く間もないくらい

出典: BURNING UP -三代目 J Soul Brothers version-/作詞:bag o’pound 作曲:SMIDI,SIRIUS

前者は自分の信念を貫き、実現したいことに対してがむしゃらに喰らいついていくという描写です。

3行目の表現では、「必死さ」も読み取れますね。

また1行目の末の言葉に注目してみましょう。

「俺」という「個」の視点で歌詞が書かれていることがわかりますね。

「俺たち」という「全体」の視点