でもね、ごめん、僕実は 黙ってたけど、
僕、実は

出典: 僕、実は/作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

この歌詞は、とても繰り返す歌詞なのです。

ごめんを繰り返すほどに友人に黙っていることが苦しさを感じることができます。

ただこの黙っている行為。

正しいのか?正しくないのか?

そんな葛藤も感じることができます。

口から出かかっているけど言うことができないこの秘密。

絶対に言うことができない。

言わないといけないけど言えない・・・

いつかは言わなきゃいけないね
時間は解決しちゃくれないよ
最低なのはわかってるけど どちらか一つは選べないんだ

出典: 僕、実は/作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

ただ自分は、いつか言わないといけない。

本当は、秘密にするべきではない。

そんな自分の気持に正直に打ち明けるべきなんだろう。

だけどそれを言ってしまうと何かが壊れるのは目に見えているんです。

待てと暮せど解決することが無いこの問題。

だってこの問題は、解決するためには、相手に打ち明けるしか無い。

自分でもこの行為は、とても悪いこと。

そう思ってしまう。

だけど欲張りな自分は、そんなこと理解せずにこの関係を続けていきたい。

そう思っているのが最低だけどしょうがない。

とても共感できる歌詞だと感じました。

だから、ごめん、いまのこと 君には全部、黙っとく

出典: 僕、実は/作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

そして言い訳がましく謝り続ける。

そんな自分に嫌気が差しながら秘密にしていきます。

だけど友人に言わないほうが、この関係が続けられるから。

だからこの秘密は、一生言えないのです。

スーパー言い訳タイム!

仕方がないのさ 僕だって同じ ただあの子のこと好きなだけ
仕方がないのさ 僕のせいじゃない 選んだのはあの子なんだから
仕方がないのさ 君といるよりも あの子は幸せそうなんだよ
仕方がないのさ フラフラしてた

出典: 僕、実は/作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

そしてここからは、スーパー言い訳タイムです!

仕方がない!仕方がない!の連発ですね。

だって自分は・・・。

だって相手が・・・。

だって相手は、・・・。

そんなだってをひたすら繰り返すことによって自分を肯定しようとしていきます。

そんな言い訳にさらに言い訳がひたすらに続いていきます・・・。

わからなくも無いけど・・・言い訳言い過ぎない?

そう思ってしまうのは、自分の気持ちを保つため。

この秘密に正当性を持たせるための自己暗示なのでしょう。

それをしないと自分が悪いと考えてしまうのだから・・・。

だから!!

君が結局悪いのさ だから僕のこと、許してくれよ

出典: 僕、実は/作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

そして最後は、友人が悪いと決めつける。

でもしょうがないですよね。

そこまで後悔するならもっと頑張ればよかったのですから・・・。

後悔先に立たずです。

いくら今を悔やんでも元に戻らない。

だから自分の正当性を示していく。

だってそう思わないとこの気持ちにケリをつけられないのだから・・・。

歌詞全体を見た内容は?

「僕、実は」は、いかがでしたか?

多分感づいている方は、いらっしゃると思います。

そうこれは、三角関係の楽曲となっています。

未練がましい友人。

その友人の好きな女性と付き合う自分。

そして自分を選んだ友人の好きな人。

この三角関係・・・よくありそうー!!

そう思ってしまうくらいにベタな三角関係ですね。

そんな三角関係だからこそ感情移入もしやすい楽曲です。

曲の世界観は?

三角関係ということは、既にお伝えした通りです。

その三角関係は、知っているのはただ自分と付き合っている相手だけ。

友人だけがのけものになっています。

・・・それめちゃくちゃ悲しいですね。

友達だと思っていた人に毎晩愚痴を聞いてもらっていたのに・・・。

一言もそんなことを言わない!

なんなの?自分を嘲笑っていたのか?と思ってしまうのが友人側です。

ただ自分から見たらこの関係を壊したくないから黙っているのです。

伝えたら絶対に友人は去っていきます。

だけど自分は、欲張りだからそれは嫌だ!

そして友人が好きな人は、自分の好きな人でもある。

だから付き合った。

両方が必要!

なので黙っている。

これが、当事者から見た内容です。

どっちの言い分もわかるけどどっちの言い分も理解出来ない。

そんな二面性が感じられる楽曲の世界観です。

曲名の意味は?