6thアルバム「MAGIC」収録曲

back number【あかるいよるに】歌詞の意味を徹底解説!仲良くしようと呼びかけている相手は?の画像

「あかるいよるに」は彼らの6枚目となるアルバム「MAGIC」に収録されている曲です。

シングルカットされていない曲ですが、CMタイアップをされたことでじわじわと注目されつつある1曲です。

「MAGIC」と「あかるいよるに」についてメンバーが語っているインタビュー記事を見つけました。

アルバムのタイトルとなっている「MAGIC」は日本語で訳すと「魔法・魅力」などの意味が。

6thアルバムの彼らが思うコンセプトとはどういったものなのでしょうか。

それはback number「今」やりたい音楽を全て詰め込んだものだということ。

そして、back number「今」を表現した1枚だということなのでしょう。

その中でも「あかるいよるに」はこのアルバムを象徴した1曲とも言っています。

歌詞が気になる!

「あかるいよるに」を聴いてみると、様々な角度から違った景色が見えてきます。

歌詞の中に出てくる主人公には、どうしても仲良くできない相手がいるようです。

それはひとりなのか、ふたりなのか、それともそれ以上いるのか…。

実に不思議で、それでいて誰しも思い当たるような歌詞を独自の目線で紐解いていきます。

幸せの尺度

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その時の気持ちの状態によって感じる幸せの大きさは、ずいぶんと変わるものです。

どこにでも転がっているごく当たり前のことがとてつもなく大きな幸せに感じたり。

かと思ったらどこにでもある石ころみたいな幸せになんか満足できなかったり。

幸福を感じる瞬間は人それぞれなのです。

ただ、頭が感じる幸せと、心が感じる幸せは微妙に違っているようです。

私の中のワタシ

雲が避けてアスファルト照らして
それだけの灯りでもう十分だったり
時を超えて探し回ったところで
とても見つからない
物じゃなきゃ嫌だったり
生まれた時からずっと
一緒にいるわりに
ずいぶん息の合わない 心と私

出典: あかるいよるに/作詞:清水依与史 作曲:清水依与史

心が満たされていると、もっともっとと幸福感を求めてしまうのが人間です。

これ以上を求めるのは贅沢だと分かっていても求めてしまうのでしょう。

心では「もう満足、幸せ」と感じていても、頭では「これ以上の幸せ」を探しているのです。

その反対も。

7~8行目の歌詞は、心で思う事と頭で考える事がなかなか一致しないもどかしさを表現しているのでしょう。

自分の中に「ココロ」「アタマ」という2人の人格がいるような感覚なのでしょうか。

ずっと一緒だから、わかっていて当然なのに

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素直になれずに優しくできなかったり、他人と違う自分をネガティブに考えたり。

自分を心底嫌いと感じる瞬間はきっと、ココロとアタマが真逆の方向を向いている時なのです。

「頭では分かっているんだけど、心では受け入れられない」

自分の気持ちに素直になって、もっと優しい人になれたらいいのにな。

互いの個性を受け入れ合えるような強い人になりたいな。

そんな私の心の内が見えてきます。

考えることと思うこと

とめどなく溢れたならいいのに
誰にでも分けられたらいいのに
ああ色味も形も
人と違ったっていいんだよ

出典: あかるいよるに/作詞:清水依与史 作曲:清水依与史

素直になれなくて優しくない自分。

人と違うことを恐れて個性を出したいのに出せない自分。

どちらもどんなものでもそれが「私」なのです。

「素直になってみよう」「本当は人と違う自分が好き」

そんなことを思ったり、考えたり。

空気を読むのも大切だけど、それよりも大切なのは自分がどうしたいかとどう思うかです。

それぞれが向き合ってみたら、きっと幸せを感じる事ができるのです。

自分が見えなくならないように