まさに曲が生まれる初々しさを感じる1曲でバンドの原点を忘れないためのものかもしれません。
こういったサービス精神をアルバムの一部に入れるのは聴き手側にも嬉しいですね。
パーソナルな部分は、アンプの気配から感じられることでしょう。
若いころならよくやりがちな朝までオール。そこから音楽を作ってみるのもありだなと思えます。
SHISHAMOに憧れている人や音楽をやっている人。
そんな人に可能性を感じさせてくれる楽曲ではないでしょうか。
「真夜中、リビング、電気を消して。」
ドキっとするようなタイトルですね。
彼女たちがそんな大人の色気がある楽曲をうたうのか!?と期待してしまう内容の予感です。
アルバムを構成するにあたって、こういう1曲は欲しいと話していたSHISHAMO。
彼女たちにとってはアルバムを彩るアクセント的な曲なのでしょう。
「フェイバリットボーイ」
今作のアルバムで最も推しているこちらの楽曲。
女性であればキュンキュンな歌詞とメロディーであるのは間違いなしです。
80年代のポップミュージックを思わせる構成で、ネガティブ要素を無くしたアップチューン。
『好きな人』というワードに大注目です!
「キスをちょうだい」
タイトルにあるように「キス」にとにかく特化している楽曲です。
甘い楽曲ながら、書いていて楽しかったようすが読み取れます。
これは憶測ですが、完全に後の話題曲への伏線になっているようでもあるのです。
多彩なシングル話題曲
この『SHISHAMO6』は、オール新作でもなければ決してシングル曲を多く採用しているわけでもありません。
オリジナルアルバムにしては楽曲数も多めですし、かなり取捨選択されたようにも思えます。
その厳選された残りの4曲を話題性も含めて紹介しましょう。
「君の大事にしてるもの」
発想には限界がある歌詞が印象的ですし、宮崎節がさく裂しています。
経験談をふまえてなのか、なぜか聞いたことのありそうな会話です。
宮崎さんはこんなダークな恋愛をしていたのかなと思うでしょう。
起承転結の物語になっているのが注目点です。
「またね」
なっちゃんとリンクしているのを拝見しましたが、かなり見入ってしまいました。
素直で一直線だけど不器用、この言葉が思わず浮かびます。
彼女たちの青春時代も感じられる1曲で青春ソングといえるでしょう。
このアルバム内では最も古い作品ですが、エモさもあるバラード曲として採用したのではないでしょうか。