音楽コンクールの課題曲にも採用されていることを考えれば、一体感を持たせる楽曲といえます。
中学生を視野に入れた作品なので、彼女たちの中学時代も感じられるように工夫されているのです。
そして、以前から延期になっていたツアーの名称にも『君の隣にいたかった』とありますね。
このとこからも、ファンと1つであるという想いが詰まっているものと考えられます。
ライブ対応も一体感という意味ではレスポンスもしやすいでしょう。
彼女たち自身もこの楽曲を推している理由に納得です!
ラストを飾るのは「曇り夜空は雨の予報」
東京メトロと掛け合わせたとき、傑作を持ってきたといえる1曲です。
この作品に関しては、特にプロモーションに力を注いでいるようですね。
収録曲のラストを飾っていますが、あえて原点回帰のような地元感満載のオールミュージック。
余韻をたくさん感じられるでしょうし、自らを主人公と仮定して生まれた曲です。
出会った頃の情景、その中にあった宮崎さんの情景描写など。
少しネガティブな心境がタイトルにも表れていると感じられます。
世界感溢れるジャケ写
おなじみではありますが、今回も写真家の川島小鳥さんが撮影しました。
聖地巡礼とはなりませんが撮影場所がとても分かりやすいところなのです。
SHISHAMO6の本人談
このアルバム制作にあたってのイメージについて、やはり第一に大人っぽさを考えたと思います。
ところが宮崎さんは「何も意識せずに作った」とのことです。
自然に生まれたモノたちを集めたらこんな良いアルバムができるのも才能ですね。
テレビの視聴者とのズレが生んだ傑作の裏に、ここ2年で苦悩がたくさんあったのです。
ガールズバンドのイメージや偏見が、シンプルに戻そうという考えを導き出しました。
自分たちの世界観とは何か、それを大きく振り払って自然体で完成させたのです。
意気込みを感じられるアルバムの1曲目「天使みたい」はその最たるもの。
SHISHAMOのイメージや概念をリセットさせるかのような作品と呈しています。
満足度はかなり良いという本人談もさることながら、傑作の1枚といえるのではないでしょうか。
まとめ
テーマは『ゼロから』
ここまでSHISHAMOの『SHISHAMO6』全曲を解説して紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
SHISHAMOというイメージは一切持たないで、好みだった楽曲を切り取って聴いてみるのもおすすめです。
それを踏まえたうえで『SHISHAMO6』は素晴らしい作品だなと感じられるでしょう。
1年7か月ため込んだ新境地、彼女たちの成長が反映された全13曲です。
あなたの耳と心を癒してくれる楽曲を改めて聴いてみてください。
SHISHAMOの楽曲をもっと知りたいあなたへ
SHISHAMOの「量産型彼氏」をご存じでしょうか。
こちらの楽曲は実は男性の心情を歌った1曲です。
それも“ヤキモチ”。
彼は彼女のどんな言動にやきもちを妬くのでしょう。
こちらの歌詞解説でぜひチェックしてみてくださいね。
「量産型彼氏」/SHISHAMOは男のヤキモチを歌った歌詞だった!?歌詞の意味とPVが気になる!! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
「量産型彼氏」は男性がたくさん描かれたジャケットからどんな曲なのかなと思う方も多いかもしれませんが、実はこの曲、男のヤキモチを歌った曲なんです。今回はそんな「量産型彼氏」の歌詞の意味を解釈します!解釈すれば曲のタイトルの意味もわかる...!?PVも掲載しますよ。