闇の住人になった

立ち止まった この世界を
すべて呑み込んだ 僕が落とす影

出典: Shadow is the Light/作詞:Ray 作曲:Reiji

主人公は先に進めていないことを自覚しているのでしょう。

1行目の歌詞を読み取るとその意味が理解できます。

過去を受け入れているつもりだった。

しかし自分にはまだ消し去ることのできないものがある。

2行目にある最後のフレーズ「」は闇とは違うものです。

それは、主人公が本当に望んでいる「明るい世界」のことなのだと考えられます。

明るい世界で生きる自分を想像して、羨んでいるのでしょう。

2行目にある「影」という言葉と「白」は対であり、真反対でもあります。

その事実が、主人公の心をより蝕んでいくのでしょう。

これが僕なんだ

澄み渡った 白にだってもう
成れないのならば 真っ黒なままでいい!

出典: Shadow is the Light/作詞:Ray 作曲:Reiji

1行目の歌詞は、まさに自分が最初に目指していた生き方そのものです。

しかし、本当ではない自分を作り上げてしまった行いを心の底で後悔しているのではないでしょうか。

もう絶対に戻ることのできない状況に追い込まれている主人公。

ふてくされ開き直ったようにこの世界で生きていくと決めたのでしょう。

しかしその様子が【】ではなく【】の世界で生きていくことを切望しているのだと読み取れます。

まとめ

THE SIXTH LIE【Shadow is the Light】歌詞の意味を解説!”脆さ”に注目の画像

Shadow is the Light】は、主人公の強さ弱さをうまい形で表現していました。

人の生き様のようなものを形として表現しているのでしょう。

わかりやすいようにまとめると次のようになります。

  • 主人公は罪を犯したことによって「闇」の中で生きている。
  • 本当はみんなと同じ「光」の中で生きたい。
  • しかしそれは許されないから、羨ましく思いながら「闇」に染まる。

このような内容になるのでしょう。

この主人公は自分に厳しい人物だったのだと読み取ることができます。

きっと罪というものも「自分で自分が許せない」というもの。

法的な罪というわけではないのでしょう。

だからこそ「光の中に生きたい」と「闇の中で生きなくてはいけない」という2つの顔が度々登場したのです。

そのため、この楽曲はこの2つの要素でぐるぐると葛藤している主人公の心情を描いたものなのでしょう。

実力派クリエイターバンド・sajou no hanaの『誰のせい』は、多くの人が心の中に持つ二面性、あるいは多面性にスポットを当てています。欠陥だらけになったのは誰のせい?汚れた手も愛したくなる『誰のせい』の歌詞の意味を解説します!

同じく「とある科学の一方通行」のED曲を担当したバンドsajou no hana』。

スリーピースバンドで活動している実力派です。

そんな彼らが描く【誰かのせい】にはたくさんの込められた思いがありました。

この楽曲アニメとは関係ありませんが、きっと彼らにハマるきっかけになるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

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