実況パワフルプロ野球のタイアップソング

KEYTALK【少年】歌詞の意味を考察!あの日の少年とは誰のこと?夢を探す希望と高揚感を思い出すの画像

4人組ロックバンドKEYTALK

2007年には「real」という名前で活動していましたが、2009年に改名。

2013年にメジャーデビューを果たし、さまざまな楽曲をリリースしています。

楽曲提供もしており、作詞作曲の実力があるメンバーです。

そんなKEYTALKが2019年にリリースした6枚目のアルバム「DON’T STOP THE MUSIC」

このアルバムの中に収録されているのが、今回解説する「少年」です。

この曲は野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」のアプリのタイアップソングとなっています。

そんな「パワプロ」に合わせて熱い青春を歌った歌詞が特徴となっている曲です。

夢に向かって進む人に向けた応援ソング

そんなKEYTALKの「少年」の歌詞について詳しく見ていきましょう。

過去と今

思い出す

地平線に燃える夕焼け 過去の眩しさに胸焦がしてる
蜃気楼みたいにゆらゆら 勇敢な日々を思い出してる

出典: 少年/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝

これらの歌詞から、とても熱い様子が伝わってくるのではないでしょうか。

真っ赤な夕焼けを見て、自分の過去を思い出しているのでしょう。

「胸を焦がす」という表現からも、過去を思い出して切ない気持ちになっていることがわかります。

そして「蜃気楼」という言葉からとても熱い場所を思い浮かべるような表現です。

パワプロのような真夏の野球場を想像させるのではないでしょうか。

そしてその自分の素敵な過去を、今見ている風景と重ねて見ているのです。

「勇敢」という言葉が出てきていることからも、自分の過去は誇らしいものだったのでしょう。

違う

正しいんだけど何か違う パズルのピースが見つからない
自分のことはなぜわからない? 考えたってまた日は沈む

出典: 少年/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝

今自分が進んでいる道に納得がいかない様子がこの歌詞に表現されています。

おそらく今の自分の人生は「正しい」と言っていることからも真っ当な人生を進んでいるのでしょう。

しかし、自分はそれになぜか納得がいっていないのです。

パズルのようにカチッとはまらないような気持ちになっています。

自分のことなのに、今の人生に納得がいかない理由がわからない

これは誰にも解決できることではないでしょう。

しかし自分でもわからず、ずっと考えてしまうのです。

それでも解決せずまた1日が終わってしまうのでしょう。

戻りたい

今の自分は

気がつけば「ごめんね」ばっかり上手になって
あの日の少年はどこに行ってしまったの

出典: 少年/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝

これまでさまざまなことを経験してきた自分。

なぜか謝ることばかりしていたのです。

それはおそらく、自分の気持ちよりも他人の気持ちを優先しているということが表れているのでしょう。

優しさがある故に、謝ってばかりなのかもしれません。

知らない間に自分がそのような性格になってしまっていたこと。

そのことにショックを受けていたのかもしれません。

歌詞の2行目の「少年」とは過去の自分のこと。

過去の自分のやりたいことをして、全力で何かに捧げてきたあの時の自分はどこに行ったのか。

おそらく自分の心の中にそのときの気持ちはあるはず。

あのときの自分に戻りたいのに、戻り方がわからないのかもしれません。

また追いかける

終わらない夢の続きを探しにゆこう ずっと
食いしばって流した涙にさよなら
覚めない夢の続きを迎えに行くよ
いつでも胸の奥に絆は輝くから

出典: 少年/作詞:首藤義勝 作曲:首藤義勝