杏里【悲しみがとまらない】
杏里の代表曲
現在、57歳。今もロサンゼルスを拠点に音楽活動を続けている女の子憧れのアーティスト、杏里。
女の子たちが憧れるのも無理はありません。
まるでモデルみたいなスタイル、お洒落なファッション、圧倒的な歌声が彼女の魅力。
かっこいいダンスミュージックからバラードまで、どんな楽曲でも観客を熱狂させることができるアーティストなのです。
今回は、そんな彼女の代表曲の1つ【悲しみがとまらない】をご紹介します。
この楽曲は1983年に杏里14枚目のシングルとして発売されました。
1989年まで放送されていたTBSの番組「ザ・ベストテン」にも、彼女はこの楽曲で出演。
Wikipediaでは当時のことについて記載されています。
またTBS系「ザ・ベストテン」でも9週間10位以内にランクインして連続大ヒットを記録する。なお、「ザ・ベストテン」出演時に同曲を歌唱中、側に座っていたチンパンジーが不意に杏里の腕を引っ叩く態度に思わず吹き出し、その後杏里は笑いを堪えきれず歌えなくなってしまうハプニングは「ザ・ベストテン」名迷場面集における定番シーンのひとつとなっている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/悲しみがとまらない
なぜ歌っているときにチンパンジーがいたのかは謎ですが、ほっこりするエピソードです(笑)。
また、9週連続でランキングに入るなんて、当時相当売れていた楽曲だということが分かります。
リリースから25年後
杏里が【悲しみがとまらない】を発売してから、25年後。
2008年に稲垣潤一と小柳ゆきのデュエット曲として、この楽曲がカバーされました。
若い世代の方はこちらのバージョンで【悲しみがとまらない】を知ったという人もいるのではないでしょうか。
そのくらい、現代風にアレンジしたこちらのバージョンも売れました。
基本的にはどちらかが主線を歌い、どちらかが高音でハモるというスタイル。
杏里の楽曲と同じはずなのに、全く別の楽曲を歌っているような雰囲気です。
後ほど楽曲の映像をご紹介するので、ぜひ一度聴き比べしてみてくださいね!
主人公は彼氏と友達に裏切られた女性
I Can't Stop Loneliness
こらえ切れず
悲しみがとまらない
I Can't Stop Loneliness
どうしてなの
悲しみが止まらない
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
それでは、【悲しみがとまらない】の歌詞をご紹介します!
アップテンポなピアノのメロディーとサビで始まるこの楽曲。
タイトルが日本語と英語で、4回も繰り返し歌われます。
そのことで、この楽曲の主人公が大きな絶望を感じていることを表現しているのです。
もう記事のタイトルからネタバレをしてしまいましたが、主人公は彼氏と友達から同時に裏切られた女性。
そんな状況下で主人公の女性が悲しみを抱いてしまうことは想像に容易くないはず。
さて、女性はどんな裏切られ方をしてしまったのでしょうか。
まずは友達に裏切られる
ターニングポイントとなった日
あなたに彼女 会わせたことを
わたし今も悔やんでいる
ふたりはシンパシイ 感じてた
昼下がりのカフェテラス
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
1番冒頭。ここから分かるのは、主人公の女性は友達に彼氏を紹介したということ。
友達に紹介しようと思うくらいですから、きっと彼氏との付き合いはすでに長いのでしょう。
しかし、友達と彼氏をひき会わせたことを主人公はすぐに後悔することに。
なんと友達と彼氏は、お互いに運命を感じあっているではありませんか。
女の勘は鋭いもの。
それにしてもすぐ気づいてしまうということは、友達も彼氏もその反応が露骨だったのでしょうね。
そして、この日が失恋のターニングポイントとなってしまったのでした。