Mr.Childrenのシングル「しるし」の歌詞の意味とは？再生回数ランキングを検索！

Mr.Childrenの楽曲の作詞はボーカル・ギターの桜井和寿さんが担当されています。

桜井和寿さんの歌詞の特徴は、戸惑いや人の弱さというのをストレートに表現されているところです。

それらを決して否定せずに、でも、向き合って、人は生きていくということを真摯に描いているものが多くみられます。

男性、女性限らず誰しも一人の人間であり、迷ったり、失敗したり、傷ついたり、そして誰かを好きになったり、別れがあったり、でも生きていく、という、日常に登場する繊細で甘酸っぱい描写がちりばめられています。

そのなかにあるメッセージが多くの人々の心ををとらえ共感をよぶからでしょう。

彼らの代表曲のひとつである｢Tomorrow never knows｣は人の弱さをじっくりと見つめたうえで、明日をしっかり生きていく事への肯定が描かれています。

とてもダメな人間でも弱くても大丈夫、明日のことは誰にもわからない、必ず次に行ける、と背中を押してくれている優しさがあります。

｢しるし｣の歌詞で描かれているもの、それは恋に落ちた男性が好きになった女性への想いをストレートにぶつけているストーリーですね。

ただ、単純に｢好きです｣という言葉ではなく、恋愛感情にうつっていくときの戸惑いや、理屈で言い合わせない心の動きが表現されています。

人は誰かを好きになると、普段の自分とは違う感情がおこり、行動も不器用になり相手との距離がうまくはかれない、そんな困った状況にはまってしまいます。

この｢しるし｣の歌詞の男性は、相手の女性のことが頭にいっぱいになってしまう、このぎこちない感情をどうしたら、うまく伝えられるんだろうというもどかしさをかかえながらも、それをそのまままっすぐストレートに伝えています。

その正直さによって、最高の愛情を描いたものとなっている、それがこの曲のグッとくるポイントでしょう。

このフレーズでは、いくら頭で考えたかっこつけたとってつけた言葉を選んでも、決して相手に届かない、人を好きになってもマニュアル通りになんていかない、結局かっこわるくなってしまうのが恋愛だ、というのをしっかりとみせてます。　

ミスチルの歌詞はこのかっこ悪さをズバリ出すことで、かっこよさを表現します。　

愛情をはぐくむのは、下手なプライドを優先するよりちゃんと相手の色んな顔をみたり、ずっと過ごすことが大事、というのをちゃんと教えてくれているのです。

男性側の不器用さを描くだけでなく、女性のほうが恋愛においては上手という気持ちもしっかりとこめられ、どうしたらいいんだろうという悩みもしっかり表現されています。

自分の想いをきちんと伝えようと言葉を並べてみても、うまく表現できなくてもどかしい気持ちなのでしょう。

言葉にした途端に、何故か嘘のように感じられてしまう。

それは本当の気持ちと言葉の表現の間に微妙な差異が生まれてしまうからなのです。

頭の中で言葉を推敲してもどれだけ彼女のことを好きなのか、伝えきれないことに悔しさを感じているのでしょう。

このフレーズは、女性の恋愛のときの行動をよく観察していないと、表現できないでしょう。

この曲の歌詞の主人公は相手の女性をしっかりとみつめている、というのがここでわかり、その女性に真剣に向き合っているというのが伝わってきます。

ここでは彼女と自分との間に距離があるということを表しています。

それは恋愛に発展する前の微妙な距離感です。

これ以上踏み込んでしまうと、もしも相手が自分のことを好きでなかった場合は傷ついてしまう。

だからこれ以上は踏み込めないということを、彼女は自分に対して行動で示してみせています。

それはこれから関係を進めていきたいという彼女からの合図でもあるのです。

そのことに対して、主人公も気づいています。

2人はお互いに好意を持っているのでしょう。

ここではそんな駆け引きの先で、2人が一緒にいるようになってからのことを表しているのでしょう。

ずっと2人でいると段々と性格や嗜好が似てくることがあります。

そうすると、外見にもその特徴が現れるようになってくるのです。

2人で写った写真を見て表情などが似通っていることに気づいた2人。

元々似ていたのか、出会ってから似たのか。

どちらにせよ、今2人がそれだけお互いを大切に思っていることは間違いないことです。

距離を探り合っていた2人はもうここにはいません。

お互いを知り、信頼し合える仲になりたいと考えているのでしょう。

3行目では、主人公のこれまで経験してきた恋愛との心境の変化を語っています。

彼女に対して気持ちが重くなってしまうのは、それだけ彼女のことが大切なことを表しているのです。

彼女との些細なことで一喜一憂してしまうほど、彼女を愛しているのでしょう。