尾崎豊「僕が僕であるために」とSMAPのドラマに隠された秘密！？歌詞が泣ける！名曲のカヴァーも♪

相手を想う気持ちは誰よりも強いのに、何もしてあげられない自分をもどかしく思う気持ちが表現されています。

多くの人が経験する、愛する気持ちはあっても若さだけでは何もできない10代の心がよくわかります。

この勝ち続けるという意味は自分に正直に、優しさに甘えることなく生きていくことを表現しているように思います。

そんな生き方の中で「正しいもの」を見極めていけば、きっといい人生を送ることができると信じていたのではないでしょうか。

高校在学中の18歳で「15の夜」とアルバム「十七歳の地図」と共にメジャーデビュー。

10代のカリスマと呼ばれ、瞬く間に人気アーティストとなった少年・尾崎豊。

人気を集めれば集めるほど神格化されたプロモーションで作り上げられていく自分と、周囲に商業目的で群がる大人たち。

いくつかの著書の中で尾崎豊自身がたくさんの告白をしていますが、自分を祭り上げて金儲けする大人たちにうんざりしていたと語っています。

もしかしたら、この歌詞の中で自分自身を「街にのまれながらも抗うことができずに歌い続けるしかない」と表現しているのかもしれません。

尾崎豊が急逝したから25年。今となっても名曲と評価の高い「僕が僕であるために」。

この名曲は今もたくさんのアーティストに歌い継がれています。

2004年にMr.Childrenが尾崎豊のトリビュートアルバム「“Blue” A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI」の中でカヴァーしています。

「僕が僕であるために」が発表された1983年当時中学生だったボーカルの桜井和寿はその当時を振り返って「胸が熱くなった曲」だと語っています。

ある時期に尾崎豊と恋愛関係にあったという中村あゆみも、2009年にこの曲をカヴァーしました。

彼女がデビュー25周年の年に発表した「VOICE II AYUMI NAKAMURA tears」の中で、「僕が僕であるために」「Forget-me-not」の2曲をカヴァーしています。

2011年にテレビ東京のドラマ「鈴木先生」のエンディングテーマとして馬場俊英がカヴァー。

それまで尾崎豊の楽曲をきちんと聴いたことがなかったという馬場俊英ですが、カヴァーするにあたり楽曲の魅力に触れ「とても感動した」と語っています。