ネットで大きな話題となったRADWIMPSの隠れた名曲!
「有心論」「前前前世」「羊と君と青」など、数多くの名曲に心を打たれた人もたくさんいるのではないでしょうか。
今回はそんなRADWIMPSが歌う隠れた名曲「PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~」について紹介していきます。
この楽曲はアルバム「ANTI ANTI GENERATION」に収録されている作品。
曲名に「フィクションです」と入っていますが、あまりにもリアルで深く考えさせられる歌詞が大きな話題をよびました。
YouTubeやTikTokでも瞬く間に注目を集め、野田洋次郎が感じている"マスコミへの憤り"に共感を寄せる人が続出したのです。
マスコミに対してここまでハッキリと反論してくれている歌詞はなかなかありません。
爽快感さえ覚える野田洋次郎のストレートな思いがきっと多くの人の心を動かしたのでしょう。
パパラッチVS野田洋次郎を描いたシリアスなMVをチェック!

本題である歌詞の解説に移る前に、まずは本作品のMVについても簡単に紹介しておきます。
このMVでは、パパラッチ、パパラッチの息子、そして野田洋次郎という3人の登場人物が出てきます。
どんなに「ゲスな仕事」だと言われても、自分の仕事をひたむきに行うパパラッチ。
仕事に熱心な父親のことを素直にカッコイイと思っている幼い息子。
「息子の前ではカッコつけているけど、やっていることは卑怯なパパラッチ」に対して憤る野田洋次郎。
3人のそれぞれの思いが交錯するシリアスな映像作品となっているのです。
そして、MVの最後では"ある人物"が衝撃的な結末を迎えることになります。
歌詞の内容をなぞったようなMVになっているので、ぜひ歌詞を見る前にチェックしてみてください!
パパラッチ、パパラッチの息子、野田洋次郎…それぞれの思いを解説!
それでは「PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~」の内容について、順番に解説していきましょう。
この歌詞に登場するのは、MVでも登場したパパラッチ、パパラッチの息子、野田洋次郎という設定になっています。
パパラッチは自分の仕事に対してどのような思いを持っているのか。
パパラッチの息子は父親のことをどう思っているのか。
野田洋次郎はパパラッチに対してどんな怒りを感じているのか。
それぞれの思いを歌詞から読み取っていきましょう。
非常に長い歌詞なので、抜粋をしながら解説していきます!
お父さんのお仕事について聞く息子
「お父さんの仕事」というテーマで作文を作ることになった息子
ねぇねぇお父さんお父さん 今度の国語の宿題で
お父さんのお仕事って 課題で明日までに作文書くの
みんなの前で発表もしなきゃで本当に嫌だけど頑張るよ
先生もみんなのお父さんの自慢を楽しみにしてるって
出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
この物語のスタートを飾るのは、パパラッチの息子の言葉です。
「お父さんのお仕事」というテーマで作文を書くという宿題を出されたパパラッチの息子。
でも、お父さんの仕事についてよく理解できていない息子は、お父さんの仕事内容について教えてもらおうとしています。
自分の仕事に自信をもっているけど…
そうかい いいかいお父さんの仕事は普通とはちょっと違う
大きな意味では世の中の人に娯楽を提供してるんだ
役者さんミュージシャン スポーツ選手や著名人
家の前だとか仕事場でもどんな所だって張り付いて
その人の日々の監視をする そういう仕事をしてるんだ
そして何か悪さをしたり 面白いことが起こったりすると
それをすかさず記事に書いて 世間の皆に知らせるんだ
体力も根気も無きゃいけない とても大変な仕事なんだ
出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
パパラッチは自分の息子に、パパラッチという仕事について説明しはじめました。
パパラッチといえば、世間一般的にはネガティブなイメージを持っている人もたくさんいます。
しかし、パパラッチ本人は自分の仕事に対してネガティブな気持ちは持っていないことが読み取れますね。
ただ「普通とはちょっと違う」という言葉に、ほんの少しだけ後ろめたさのようなものを感じられます。