ジャニーズWESTの「ラッキィスペシャル」を紹介
ジャニーズ事務所には関西出身のメンバーも沢山在籍していますね。
代表的な方でいうとKinKi Kidsの堂本光一 ・ 剛さんや関ジャニ∞のメンバー。
彼らに共通していえるのは関西人らしいノリの良さとおもしろさです。
アイドルグループとは思えないボケとツッコミは、よしもと新喜劇で育んだ関西系特有のセンスでしょう。
芸人顔負けといった存在感がありますね!
そして今回注目したジャニーズWESTは2014年4月23日に、「ええじゃないか」でデビュー。
関ジャニ∞がデビューして以来10年ぶりの関西出身のグループということで話題になりました。
ノリの良さとおもしろさは先輩たちに負けず劣らずといった7人組です。
そしてそんな彼らの魅力が詰まった1曲が「ラッキィスペシャル」。
2015年12月9日に発売された2作目のアルバム「ラッキィィィィィィィ7」に収録されています。
今回は少しコミカルでノリのいいこの曲の歌詞を解釈していきます。
最後まで楽しんでご覧ください。
子供から大人まで踊りだしたくなるようなノリの良さ
笑う門には福来る
Oh それ見ぃ Ya!
笑うてりゃ福来たる
幸せはいつもスペシャル
Let's Dance, Let's Dance,
Party Time!
Every body!
出典: ラッキィスペシャル/作詞:Shusui、ha-j 作曲:Shusui、ha-j
楽曲の丁度良いスピード感は、歌詞を見てもダンスを意識してはじまっています。
「笑う門には福来る」という言葉の通り、主人公は今まさにそれを実感しているようです。
1行目では誰かに「ほらみたことか」といっているので、おそらく誰かに反論された前置きがあります。
例えば、「ほんと笑えない…最悪!」というような状況があるとします。
主人公は「大丈夫だって!笑ってたらいいことあるから」と前向きだったのでしょう。
すると誰かからは「なんでそんなに呑気なの?現実考えなよ」のような会話が交わされたと考察できます。
そんな、トラブルを楽観的に捉えた主人公の様子がこの歌詞からは感じられます。
そしてそのトラブルは主人公の言う通り、無事に通り過ぎていったのでしょう。
暗闇から抜け出し喜びに満ち溢れているのが分かります。
踊ってはしゃいでまるでパーティをするくらいHappyな気分です。
ダンスを意識した歌詞はウォーミングアップに丁度いいかも?
ちゃうちゃうちゃう ちゃうちゃうちゃう!
パンパカパン!パンパカパン!
踊れ!歌え!
出典: ラッキィスペシャル/作詞:Shusui、ha-j 作曲:Shusui、ha-j
ファンと一緒になって踊って歌う楽曲としてできあがっているのでしょう。
この歌は、アルバム『ラッキィィィィィィィ7』の1曲目に選曲されています。
このノリの良さは耳と身体を温める意味ではウォーミングアップに丁度いいかもしれません。
ダンスを意識して作られた楽曲は、耳で聴くより先に身体が反応してしまいますね。
そういう意味では歌詞を聴き流してしまいがちですが、この歌は歌詞も応援歌に仕上がっています。
踊って歌った後に歌詞を見てみると、その後は多分聴き方が変わってくると思います。
「ラッキィスペシャル」の歌詞を解釈すると
前向きな応援歌。でも硬くなりすぎない
聞き流すとコミカルな歌詞だけが耳に残り、コミックソングで終わってしまいます。
シブがき隊の「スシ食いねェ!」がジャニーズのコミックソングのなかで一番の秀作でしょう。
しかしそれに負けるとも劣らない「ラッキィスペシャル」はコミックソングで終わらない要素があります。
応援歌というと真っすぐな気持ちを表した、なんだか硬そうなイメージがしませんか。
「ラッキィスペシャル」はところどころにちりばめたギャグが全体を硬すぎないようにしています。
Oh それ見ぃ Ya!
笑うてりゃ福来たる
幸せはいつもスペシャル
出典: ラッキィスペシャル/作詞:Shusui、ha-j 作曲:Shusui、ha-j
日本人であればピンとくる、笑う門には福来たるのことわざをここでも引用しています。
このあたりはコミカルな中にも耳障りの良い、どこか懐かしい歌い出しです。
しかも特別な幸せです。
笑って幸せになろうというのは、関西系のノリの良さでもあるし万人が納得するフレーズでしょう。
全ての人が受け入れやすいように、歌詞に誰もが聞いたことのあるフレーズを入れて工夫しているのです。