夏と彗星【juice】歌詞を徹底解釈！夢と後悔が混ざったジュースの味は？ハッピーエンドを望んだけど…

夢に破れた主人公がどうしようもない「虚しさ」を抱え、君のもとを去ってしまった。

そんな悲しいストーリーで解釈を進めてきました。

ですが、この楽曲には「虚しさ」が表現されているだけではないと思います。

一体どんなメッセージが隠されているのでしょうか？

MVでは最後に君の様子が描かれていました。

この君の視点での解釈が重要なのだと思います。

思い悩むと人は視野が狭くなってしまうもの。

責任感が強い人ほど、誰かを巻き込むことを嫌がるでしょう。

これが主人公の人物像でもあります。

ところが、取り残された君はどんな様子だったでしょうか？

誰よりも「虚しさ」を抱えて佇んでいる様子でした。

どんなに辛くなっても「逃げる」という行為だけはしていけない。

本当に君を想っているのであれば、向き合うべきだった。

そんな後悔や学びが描かれているのではないかと思いました。

「juice」の歌詞はいかがでしたか？

様々な経験をしてきた夏代孝明だからこそ表現できる世界感なのではないでしょうか。

彼は学生時代の進路選択の時点で「音楽で生きていく」と宣言していました。

でも、どんな事柄であっても夢や希望だけでは生きて行けないもの。

どこかで挫折を経験してこそ、多くのことに気が付くことができます。

特に恋愛においてはその特徴が顕著といえるでしょう。

歌詞を深く知ったうえで「juice」を聴くと、さらに楽しめるはずですよ。

夏代孝明名義で発表した楽曲「Gänger」に関する記事も、ぜひご一読ください。

この楽曲の歌詞では夢に向かって進む様子が歌われています。

周囲に何を言われても歩みを止めない。

自分の目で未来を確かめたい。

そんな前のめりな意思は、今回ご紹介した「juice」と対照的です。

こちらの歌詞解説を見ることで、彼への理解が深まるでしょう。