サビ部分
「大好きだよ」「ずっと一緒ね」笑ってよ キスしてよ もう一度
これが最後の恋だろう、だなんて
ばかみたいに思っていた事だって 嘘じゃないんだ
出典: Encore/作詞:KE1 作曲:TAKA3・SHIROSE from WHITEJAM
誰もが、ずっと続くと信じるから、恋愛が始まるんですよね。
まさかこんな最後を迎えようとは、予想もつきません。
でも、ずっと続くと信じられたのも自分。
最後の恋だろうと思えたのも自分。
それは疑いもない真実だと、思い返します。
白く月明かり漏れる部屋 となりに穏やかな寝顔
そっと髪を撫でたはずの手は ただ空をかいただけ
夢でさえもう 叶いやしない 願いばかりが募って
出典: Encore/作詞:KE1 作曲:TAKA3・SHIROSE from WHITEJAM
当たり前のように、隣で眠っていた顔がフラッシュバックします。
今、見えているものが以前とまったく変わらないからこそ、彼女がいないことが浮き彫りになります。
よく見慣れた部屋の風景に、彼女の幻想を投影してみますが、それさえ叶わない。
現実を目の当たりにし、張り裂けそうな思いを抱えた主人公の姿があります。
すれ違いのワケ
一体どこで 二人の想い すれ違ったんだろう こんなに 愛しているのに
もう終わったと わかってるさ それでもあなたを 求めてしまうの
出典: Encore/作詞:KE1 作曲:TAKA3・SHIROSE from WHITEJAM
すれ違い。
一言で表してしまうと、あまりにあっさりしすぎているようにも感じますが。
すれ違いって結局どこから、というのがわからないから致命的だったりするものです。
何らかの事情によって、都度修復すべきところに目をつぶってしまったり、後回しにしてしまったり。
気付けばお互いの間には、埋められないほどの地割れができている・・・。
しかも、この時点にくるまでにお互いが終わったとわかっているのに、かすかな希望を抱いて見て見ぬフリ。
すれ違い、ってもっとたくさんの修飾語が必要に違いないのに、と筆者は思ったりもします。
今、どきっとした人、相手が本当に失いたくないくらい大切な人なら、勇気を持って向き合ってみてくださいね!
この歌詞の主人公は、過去のすれ違いの原因をぼんやり考えながら、まだ現実を受け止めきれていないようです。
叶わぬ願い
「わからないの」「もうやめにしよう」 泣かないで 行かないで もう二度と
これが最後の恋がいい、だなんて
ばかみたいに願ったりできないよ 君は、もういない
出典: Encore/作詞:KE1 作曲:TAKA3・SHIROSE from WHITEJAM
もし、足をばたつかせて、泣きわめいたとして、それで君がここにとどまるのなら、どんなに楽だったことだろう。
でももう君はいないので、それすら叶わないのが現実です。
ひたすら過ぎ去った出来事を後悔する様子が描かれています。
まずは聴いてみて!
この曲は、ネット上ではあまり公開されていない様子です。
YouTubeで、いろんなアーティストさんがカバーしているバージョンを見てみるしかないという状況。
このへんはさすがジャニーズという感もありますが・・・。
それはそれで、曲の雰囲気もわかりますし、各アーティストさんの個性が出ていて楽しめる部分ももちろんあります。
が、やはり手越祐也の「本家」バージョンを「聴いて」、「見て」もらいたいですね。
オリジナルはカバーとはやっぱり一味違って当たり前。
手越祐也のアイドルとしてのオーラを感じてもらうためにも「本家」を聴いて、是非確認してもらいたいです。
ライブDVDも圧巻!
手越祐也の魅力たっぷりなDVD
「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」にも「Encore」は収録されています。
手越祐也の歌っている姿を見ていると、不完全ながらも、この恋が「もう最後の恋だ」と思うくらい。
それぞれの瞬間を楽しんでいるかのように見えます。
そしてそれを失ってしまった今、再び取り戻したいと切なく思う、この曲が持つ世界観を見事に表現しています。
この曲の内容自体は間違いなく「切ない」ジャンルに入ります。
それでも「そんな恋をすることができてよかったね」、「そんな恋愛ができて羨ましい」という気持ちさえ抱かせてしまう手越祐也のパフォーマンス。
そんな手越のパフォーマンスは、アイドルの王道を行くもので、思わずさすがと思ってしまいます。
また、曲の最後にはちょっとした仕掛けもあり、曲の最後まで楽しめる演出となっています。まさに生まれながらのアイドルと言えるでしょう。