活動休止を発表したVAMPS
昨年末、衝撃の活動休止のニュースが発表されたVAMPS。
公式コメントでは、活動休止は”オーバーヒートしたための冷却期間”だとされ、また戻ってくる前提での活動休止ではあるようですが、ファンとしては心配ですし、不安ですよね。
しかもVAMPSは2008年に結成しているので、今年2018年は結成10周年にあたります。
本来ならば、10周年記念のイベントやライヴ、何らかの記念作品のリリースなどが期待できるはずですが、いったいどうなってしまうのでしょうか。
VAMPS恒例の”HALLOWEEN PARTY ”でのHYDEの美しい仮装も、今年は見られないのかもしれないと思うと、寂しくて仕方がないという方も多いのではないかと思います。
2016年には、HYDEの敬愛するアメリカのヘヴィメタルバンド、モトリー・クルーなどが所属するアメリカのマネジメント、10th Street Entertainmentと契約を締結したVAMPS。
もともと海外での活動を視野に入れて結成されたそうですが、この契約によってさらに海外に積極的なライヴ活動などを展開していくものと思われていました。
その矢先の、突然の活動休止。
熱くなり過ぎたという公式コメントからは、これまで休みなく活動してきて少し疲れたのだろうな、という気配が感じられますね。
精力的な活動を続けていましたが……
2017年、VAMPSは3月に12thシングル「CALLING」、4月には4thアルバム『UNDERWORLD』をリリース。
5月にはアメリカのバンド、I PREVAILのツアーにサポートアクトとして帯同、北米で9公演に出演しました。
そして6月から11月にかけては全24公演のライヴツアー”VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD”を敢行。
この他にもライヴイベントや恒例の”HALLOWEEN PARTY”、数多くのフェスへの出演など、かなり精力的な活動を行っていました。
加えてHYDEにはVAMPSの他にも、日本を代表する存在となったロックバンド、L'Arc〜en〜Cielのヴォーカルとしての活動もあります。
L'Arc〜en〜Cielは2016年に結成25周年を迎え、2017年には2日間で11万人を動員した東京ドーム2Days公演を実施。
ここでも”まだまだ負けるわけにはいかない”と語っていたHYDEですが、この多忙スケジュールを振り返ってみても、かなり疲れていたのではないでしょうか。
このままでは疲れ果ててしまう予感を敏感に察知して、その前に少し休むことにしたのかもしれないですね。
8thシングル「AHEAD」
VAMPS初の両A面シングル
今回ご紹介する「AHEAD」は、2013年にリリースされた8thシングルの収録曲。
「AHEAD/REPLAY」として、VAMPS初のA面シングルとしてのリリースとなりました。
ヘビーな曲で盛り上がる傾向のあるVAMPSファンの為に、アレンジはこれまでよりもヘビーな感じに寄せたと、当時HYDEが語っています。
同時収録されている曲「REPLAY」がデジタルサウンドを主体にした曲で、違う印象の2曲どっちもいい出来、じゃあ両A面にしようということになったそうです。
両曲ともにタイアップが付いたことも、両A面シングルにする大きな要素となりました。
世界の終わりを感じさせるMV
砂埃の舞う世界。
高層ビルは燃え上がり、街は破壊される中、VAMPSの海賊旗をはためかせ演奏するVAMPS。
彼らの演奏している場所は、今にも崩れ落ちそうな高架道路。
その下に、多くの人が集まってVAMPSの演奏に聴き入っているという、終末観を感じさせるMVとなっています。
「AHEAD」の歌詞
Give way to just another day
I start over again
No way そうハイになるまで
It’s driving me insane
World’s end 想像浮かべて先を占え
I ask myself, what then can I do?
出典: AHEAD/作詞:HYDE 作曲:HYDE
【ありふれた毎日に支配されて
俺は、再びやり直すんだ
他に道はないだろう、そうハイになるまで
狂気に駆り立てられるんだ
世界の終わり、想像浮かべて先を占え
自分に聞いてみろ、それでいったい自分に何ができるんだと】
Everything I’m craving,
all the things I wanna do
And I don’t know what to do I’m not done yet
君が居ればいい By my side I need just you Stay!
出典: AHEAD/作詞:HYDE 作曲:HYDE
【俺が渇望しているものは、
俺がやりたいこと全部やりつくすっていうこと、それが全てだ
それがどうやったらできるのかなんてわからない、そう、まだ俺はできてはいないんだ
君が居ればいい、俺はただ君がそばに居てくれればそれでいい!】
Just stay the hell outta my way
No time to be restrained
I pray 信じるがまま
I hope this path ain’t stained
World’s end 最後の行動で本質が見える
I ask myself, what then can I do?
出典: AHEAD/作詞:HYDE 作曲:HYDE