より自由な社会へ

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[OH FREEDOM]
その響きに見合うNEW LIFEが欲しいと願い
今日も憂うマイウェイ 燦燦と陽が射すわけじゃない
振り出しにいつ引き返してもイイやって覚悟でいたい
夢がなくちゃつまんねぇ 悶々と今日を燻ってたい
繰り返し叩き続ける扉
開くまでどのくらい?
あとどのくらい?

出典: HOWL/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

いよいよクライマックスの歌詞になります。

自由を願う道は本当に険しいです

どこまでも自由であることなど、現世では望めない・臨めないかもしれません。

しかし新しい人生のために何もしないでいていいという訳ではないはずです。

私たちは産まれた限りはよりよい人生を生きて、社会をよくして次世代にバトンタッチする使命があります。

その葛藤や苦闘は決して明るいものではないでしょう。

自分の身も心も傷を負う可能性があります。

日々に不満を抱き、生活を憂うことになるでしょう。

散々、迷い悩みながら生きてゆくことも承知しなければいけません。

がむしゃらに突き進んで行った先は行き止まりであったりすることもあるはずです。

「HOWL」の主人公はそのことをよく理解しています。

自由というのはひとりで享受できるものではないという想いがあるからでしょう。

何かしら社会に訴えかけて、変革の気運を呼び起こさないと本当のドアは開かないと知っているのです。

ストレスというものは個人にのしかかるように見えます。

しかし、実際は大きな重圧が私たち全員を押し潰しているのです。

跳ね返すためにドアを叩くこと。

ひとりではできないことだから桜井和寿は歌にして共感を求めるのです。

「HOWL」を聴いたリスナーが少しでも虚飾の自由に気付いてくれるように歌います

歌を創り伝播させることの社会的な責務を、桜井和寿とMr.Childrenは知り尽くしているのです。

困難な自由への挑戦

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繰り返し叩き続ける扉
開くまでどのくらい?
あとどのくらい?

出典: HOWL/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

ドアを叩き続ける作業は永遠かもしれません。

まるで「シーシュポスの神話」のように気が長い不条理な作業です。

一生涯、扉は開かない可能性も十分あります。

それでも人間は自由を求め続ける存在です。

希望がなければ生きられない存在なのですから。

ドアを叩き続けているそのときこそ人間としてまっとうに生きているのだという証になります。

Mr.Children「HOWL」は困難な自由への挑戦の歌です。

歌の中ですべては解決しない点が桜井和寿のリアリストとしての顔が覗えるところ。

ここから先は私たちが「HOWL」の歌詞を自分の人生にフィードバックさせるしかないです。

それは決して楽なことではありません。

ただ、私たちは遅かれ早かれこの作業をしているはずです。

日々の暮らしの中で希望を捨てずに生きている限り、何かしらのドアをもう叩いているのだと思います。

ストレスで鬱屈する日もあるでしょう。

思い通りに人生を謳歌している人などひとかけらの勝ち組だけだと諦めがちです。

それでもどこかで「HOWL」、吠えている自分を知っているはず。

そのことに気付いて欲しいという想いが詰まった曲がMr.Childrenの「HOWL」の全容です。

駆け足で歌詞をたどってきました。

冒頭こそ主人公のこの先について心配してしまいましたが、後半では力強い青年像が描かれます。

素敵な歌をご紹介できて幸運です。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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