ここで突然曲調がヒップホップになります。ラップ調で歌うのですが歌詞の内容はオタクの人を皮肉る内容。
「メガネを外して、詰めすぎリュックはおろせ」と歌います。
ひとりきりで 指切りした
センチメタルナイト
行こう ズッキューンと 現実逃避行
出典: いいね!/作詞:中田カオス 作曲:Mish-Mosh
寂しいセンチメンタルな夜は現実逃避しよう!と煽ります。
「センチメンタル」を「センチメタル」と言い換えて言葉遊びをしていますね。
いいね!いいね!
いいね!いいね! 夜空でパーリナイッ
いいね!いいね! 輝いていこう
とりま モッシュッシュ
少しずつなんて無理
YEAH・YEAH
超絶すぎるよ 完璧よ
出典: いいね!/作詞:中田カオス 作曲:Mish-Mosh
ここでも再びひとりのパーティーナイトで現実逃避しようと歌われます。
「モッシュッシュ」という言葉が出てきますが、この言葉の元の意味は「モッシュ」でしょう。
「モッシュ」とは興奮した観客が主に最前列の場所の密集した状態で無秩序に体をぶつけあう行動をいいます。メタルやハードコアのライブでよく見られる現象です。
ここはひとりで過ごす夜を歌っているので、周りに人はいません。ですので「モッシュ」という言葉を使った意味は単なる音として使用しているのかも知れません。
「モッシュ」では「モッシュッシュ」という音を遊んでいることからも分かります。
いいね!いいね! 夜空でパーリナイッ
いいね!いいね! 輝いていこう
とりま モッシュッシュ
少しずつなんて無理
YEAH・YEAH
超絶すぎるよ 完璧よ
おんにゃのこは
夢も きっと
超カオスだよ
出典: いいね!/作詞:中田カオス 作曲:Mish-Mosh
曲タイトル「いいね!」が連呼されます。キャッチーな「いいね!」が耳から離れません。
激しい演奏の中でかわいい声で「いいね!」と歌われるでその対比が魅力的です。
「いいね!」の歌詞の世界観はいかがだったでしょうか。
物語性のないイメージ優先の歌詞だったので解釈が難しい曲です。
大きな枠組みでは「センチメンタルな夜にひとり現実逃避する」という解釈で間違っていないでしょう。
「いいね!」はライブで盛り上がるのを意識した曲構成になっているのではと思います。
「いいね!」という言葉の歌詞が何に対して「いいね!」といっているのか不明確なこともあり。
単なる「いいね!」という肯定の言葉をサビに持ってくるために曲全体を構成したようにも感じます。
いろいろなパートを組みわせて曲を作った感じです。エレクトロニックなパートとヒップホップパートとメタルパートを組み合わせています。
ヒップホップパートは単にヒップホップを入れてみようか?というアイデアで導入された感じがします。曲全体の構成を熟考してヒップホップを導入してはいない気がしますね。
ですので、全体の曲の印象が掴みづらいという弱点もあるのではと思います。
しかし、現在のBABYMETALの成功を考える上で、成長途中の過程を見ることができる貴重な楽曲ということはいえるのではないでしょうか。
「いいね!」のカバー
激難しい歌カバー
「いいね!」をカバーするのは難易度が非常に高いです。
メタルパートとエレクトロニックパートとヒップホップパートという3つのパートに分かれているからです。
それぞれ全くリズムもスタイルもサウンドも違います。楽器のハイレベルなスキルはもちろん各ジャンルを的確に再現する必要があるからです。
それでも挑戦したい方は音源を何度もじっくりと聴いてカバーしましょう!
「いいね!」のMV
映像もチェック!
コードをチェック!
このコード進行でカバーできますよ!