「珍島物語 」は、天童よしみの32枚目のシングル!1996年12月リリース!

「珍島物語」(天童よしみ)に込められた意味が深い...! 舞台は韓国!?カラオケ人気曲の歌詞を解釈!の画像

「珍島物語」(ちんどものがたり)は、天童よしみが、1996年12月20日に発売した楽曲、32枚目のシングルです。韓国・珍島の海割れをモチーフに、遠く離れた相手への思慕を歌った曲です。 

天童よしみの代表作のとなり、ロングヒットで130万枚を超える売上を記録。自身初のミリオンセラーとなり、天性のキャラクターと相まって不動の人気を誇っています。

鳥肌がたつほど魂を感じる素晴らしい歌声!PVが評判に!

珍島是韓國的第三大島,相傳以前常有老虎出沒為犯,因此很多人被迫遷移到了茅島, 只有一位桑媽媽來不及撤離而留了下來。於是桑媽媽每天都跟海裏的神禱告,希望海神 能幫助自己和家人重逢。 2月的最後一天,海神龍王托夢給桑媽媽說:明天海上將架起一道彩虹,你踏著彩虹過 海吧。”第二天,桑媽媽又到海邊禱告,海面果然一分為二,出...

やはり、天童よしみさんは歌がうまい。それにとてもいい曲だ。

天童よしみさんの略歴

「珍島物語」(天童よしみ)に込められた意味が深い...! 舞台は韓国!?カラオケ人気曲の歌詞を解釈!の画像

天童 よしみ(本名:吉田 芳美、1954年9月26日 - )は、日本の女性演歌歌手である。

1972年、讀賣テレビ『全日本歌謡選手権』で10週連続勝ち抜き、7代目グランドチャンピオンに輝く。「風が吹く」で、天童よしみとしてキャニオンレコードからプロデビュー。

しかし、その後、10年に亘る長い低迷を経験、一旦は引退も決意するが、両親の説得で思いとどまる。 ・1985年12月にテイチクレコード移籍第一弾シングル「道頓堀人情」を発売

1993年『NHK紅白歌合戦』初出場 ・1996年に発売した「珍島物語」はロングヒットで130万枚を超える売上を記録。

1996年12月31日に開催された第38回日本レコード大賞において、最優秀歌唱賞を受賞。翌年開催された第39回では優秀作品賞を受賞した。

珍島の海割れと霊登(よんどん)祭

珍島(チンド)は朝鮮半島西南端付近に、半島本土と近接して存在する島です。 5月の干満の関係で大潮の日に、珍島東南部の回洞里(フェドンリ)とその沖の茅島(茅島里/モドリ)の間に2.8kmの砂洲があらわれるのです。 日本では天童よしみの歌曲『珍島物語』で有名になりました。国内外から多くの観光客が集まります。

竜王の恩に報いるため、霊登(ヨンドン)祭を行うようになったのです。風の神「ヨンドン(霊登)」によって引き起こされると信じられている海が割れる現象のことを言います。

「ヨンドンサリの伝説」

大昔、この地方の島にトラが出没し危険になったため2.8km離れた芽島(もど)へ避難しました。しかし、事情があって一人の老婆が島に残らなければならなくなったのです。

その後、老婆は体が衰え、寂しくなり5年間山に登り、竜王に家族との再会を祈願ましした。竜王は老婆の熱心な信心に心動かされ「二つの島の間に虹の橋をかけてやろう」と約束しました。 たちまち、両方の島をつなぐ奇跡の海の道が出来たのです。老婆は念願であった家族との再会が出た。その後、老婆は家族にみとられ安らかに息を引き取った。 それ以来毎年、竜王の恩に報いるため、霊登(ヨンドン)祭を行うようになった。

「海が割れる・道ができる」のフレーズが耳に残る「珍島物語 !!」の歌詞を紐解く!  

演歌の時代は終わったかと思われた平成8年(1996)、天童よしみが歌う「珍島物語」がミリオンセラーの大ヒットとなりました。

『珍島物語』を作曲・作詞した中山大三郎さん(1941-2005年)は、夜の銀狐(斉条史朗)や人生いろいろ(島倉千代子)などの作詞を手がけています。

また、アジアをテーマに人々の心をつかんだ曲を作ったことでも知られています。中国無錫をテーマにした『無錫旅情』(尾形大作)、韓国・済州島をテーマにした『済州エア・ポート』(半田浩二)等です。

民族統一の願いを歌った「珍島物語」

1945年8月15日、第二次世界大戦は終結しました。その結果、1948年には韓国と北朝鮮が成立し、南北分断の始まりになってしまったのです。

韓国と北朝鮮は対立を深め、1950年6月25日、北朝鮮の韓国侵攻をきっかけに朝鮮戦争が勃発しました。

南北の分断は決定的となり、1000万人とも言われる多くの家族が南北間で離れ離れになってしまったのです。

「珍島物語」の歌詞には、海が真っ二つに割れて島と島がつながる道ができることになぞらえて、南と北に分断された家族の再会を願う意味も込められています。 この思いが「ヨンドンサリの伝説」とつながって「再会」への願いになっているのです。中山大三郎作詞の、韓国・珍島に伝わる親子の悲しい伝説「ヨンドンサリの伝説」に発想を得た歌でした。

板門店(はんもんてん)は、朝鮮半島中間部に位置する地区です。停戦協定遵守の監視を行っており、60年以上に渡る朝鮮の南北分断を象徴する場所となっています。

民族統一の願いを歌った「珍島物語」がなぜ日本人の心を捉えたのか?