椎名林檎の1stアルバム『無罪モラトリアム』とは?

女性シンガーソングライターが豊作だった1998年

1998年に東芝EMIからリリースされた「幸福論」で衝撃のデビューを飾った椎名林檎

同期には宇多田ヒカルaikoらがいます。1998年デビューの女性シンガーソングライターは実力派が多くいました。

このため、1998年デビューの彼女らは、後に98年組とも呼ばれるようになりました。

1999年リリースとは思えない!色褪せない魅力!

椎名林檎「茜さす 帰路照らされど…」の歌詞&動画視聴はこちら♪アルバム『無罪モラトリアム』に収録!の画像

高校1・2年生の頃には、デビュー後にリリースし「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど…」「虚言症」などを完成させていた椎名林檎

その有り余る才能は、デビュー後から一気に花開いていくのは多くの人が知るところです。

『無罪モラトリアム』は、アルバムから先行リリースされた「ここでキスして。」のロングヒットもあり、最終的に100万枚を突破!

デビュー前に作りためていたナンバーばかりが集められたアルバムと言われる本作。

今聞いても全く色褪せない魅力を持っているのは本当にスゴイですよね!

タイトルの意味は?

アルバムタイトルである『無罪モラトリアム』は、椎名林檎自身の造語です。

一見しても「どんな意味?」と思うようなタイトルですし、この表題をもつ曲はないので、アルバムタイトルについてはその意味が知りたくなりますよね。

本人の発言をまとめると「人は誰しも社会に対して『モラトリアム』になる瞬間が「生きていくために」必要だ。

だから、そのモラトリアムは、人生に必要不可欠だという点において、無罪だと言いたい」というメッセージを込めたとのこと。

椎名林檎はその哲学的な思考も、多くの人を魅了してますね。

収録曲は全11曲!

椎名林檎「茜さす 帰路照らされど…」の歌詞&動画視聴はこちら♪アルバム『無罪モラトリアム』に収録!の画像

アルバムに収められた曲は全て、デビュー前に作りためられていたという本作には、1stアルバムのために選りすぐられた11曲が収められました。

椎名自身が必ずアルバムの最初に入れると決めていた「正しい街」や、サントリー「ザ・カクテルバー」のCMソングにもなった「幸福論(悦楽編)」・「茜さす帰路照らされど…」など、楽曲1つ1つのエピソードも多いアルバムです。

椎名林檎が若い頃から磨いてきていた感性が凝縮している収録曲一覧はこちらです。

1:正しい街
2:歌舞伎町の女王
3:丸ノ内サディスティック
4:幸福論~悦楽編~
5:茜さす帰路照らされど…
6:シドと白昼夢
7:積木遊び
8:ここでキスして。
9:同じ夜
10:警告
11:モルヒネ

出典: https://www.amazon.co.jp/dp/B00000JD1I?_encoding=UTF8&isInIframe=0&n=561956&ref_=dp_proddesc_0&s=music&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

『無罪モラトリアム』に収録されたシングル曲のMV!

最終的にミリオン突破を果たした『無罪モラトリアム』には、シングルリリースされた曲も多数収録されました。

このため、それぞれのシングル曲に作られた個性的なMVは、今もYouTube公式チャンネルで人気となっています。

デビュー曲でありアルバム4曲目の原曲「幸福論」

幸福論

アルバムにはアレンジバージョンである「悦楽編」が収録されています。

このため、実は原曲をアルバムで聞こうと思うと、デビュー10周年の際にリリースされた『MoRA』の『無罪モラトリアム』まで聞けなかったある意味幻の楽曲です。

2ndシングルでありアルバム2曲目の「歌舞伎町の女王」

歌舞伎町の女王

上京後、アルバイト先であったレコード店での体験をもとに作られたという楽曲です。

この曲のドラムは椎名林檎自身が演奏しています。マルチな才能ですよね!