ONE 読 ROCK 5『Be the light』

ONE OK ROCK 『Be the light』の歌詞を紐解くの画像

世界の自然災害に向きあうために何かを表現したい。

2013年にリリースしたアルバム 『人生×僕=』(じんせいかけてぼくは)  から、 世界の自然災害、 震災と向き合う上で、 何かを表現したい。 と、 ボーカルのTaka が作り上げた楽曲です。 ライブでは皆で iPhoneのライトアップをする のが通例になっている、 ONE OK ROCKの中でも 思い入れのある と話している作品です。 ONE 読あれ。

その1 ~神に問うしかないやるせなさ~

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歌詞その1

You can touch the sorrow here


I don't know what to blame


I just watch and watch again

出典: Be the Light/作詞:Taka 作曲:Taka

(和訳) 筆者が Takaの言葉に近づけるべく、 翻訳、 編集しました。 ところにより、 曲の雰囲気なども交えています。 今新しい日を考えた どんな行いでこんな結末になったの? 何か僕たちに間違いがあったの? 神様 例え日々が過ぎ行くとも 遠く遠く離れた所からも 近くにあるような。 毎日が肩にのしかかる いつもとは違う瞬間 あの日に全て変わった。 悲劇と沢山の痛み 君はそれに触れられることに 僕はどう償えばいいかわからなくて ただ何度も何度も見つめ直す

考察その1

冒頭でも お伝えしましたが、 この曲は 2011年の震災を受け、 ボーカルのTakaが 震災を受けたことで 日本はもちろん 世界で起きる あらゆる自然災害に対して、 アーティストとして 表現し伝えられるものはないか との思いで 作った楽曲と 某インタビューにて 話しています。 発生後 深い傷を負った 被災者の方を目にして、 ひどく痛みを感じたからこそ、 加害者がいないゆえ 『神』に当たるしかない、 やり場のない Takaの嘆きが聴こえます。 You can touch…の部分で  君は悲しみに触れることができた と直訳できますが 触れなくてよいことが 可能になってしまった という意味合いが強いように感じます。 人の痛みにより傷付く、 苦難の過去を持つ Takaだから 尚更自分が犯した罪のように 悲しんでいることが 言葉から感じられます。

その2~歌詞を繰り返すことで思いを強く伝えている~

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歌詞その2

Even though the days go on


So far so far away from


It seems so close



Even though the days go on


So far so far away from


It seems so close

出典: Be the Light/作詞:Taka 作曲:Taka

和訳

ただ過ぎ行く日々と

忘れられない日々

僕たちに理由を選ぶ手段はない

でも、明日僕たちのやるべきことは選ぶ ことができる

だから希望と

その決意でもって

明日を生きていこう。

輝く、もっと素敵な日にして。

考察その2

同じフレーズが 2回 続きます。 敢えて割愛しなかったのは 楽譜でいう 『だんだん強く』 のように、 気持ちが強まっていく感覚 を受けるからです。 そのため 同じフレーズでも 和訳の表現を少し 変えてみました。 1回目は つぶやくように、 2回目は 身ぶり手振りが入ってくる感覚 でしょうか。 この曲は ほとんどが 同じフレーズを繰り返す 展開になっています。

その3~理不尽さを越える強さを~

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