StopStopStop stayin'
StopStopStop stayin'
StopStopStop stayin'
出典: ZOO/作詞:辻仁成 作曲:辻仁成
いつまでもその場所にしがみついているのは、意味がない。
周りに流されるのは危険だと、いっています。
自分の居場所を探しに動き出せ。そう伝えたいのでしょう。
生けとし生きるものの縮図が凝縮
飛べない鳥...
白鳥になりたいペンギンなりたくはないナマケモノ
失恋しても片足で踏ん張るフラミンゴ
遠慮しすぎのメガネザルヘビににらまれたアマガエル
ライオンやヒョウに頭下げてばかりいるハイエナ
出典: ZOO/作詞:辻仁成 作曲:辻仁成
畳み掛けるように、次から次へと多種多様な動物が登場します。
食物連鎖を想像させ、周囲との自分の立ち位置とは?それを象徴する4行の歌詞です。
現状から脱却し、動物たちを通して自分を見つめなおせと投げかけられていいます。
人それぞれのあるべき姿に、気づいてほしいと訴えかけているのかもしれません。
ともすれば、動物たちの鳴き声が叫び声ともとれるメッセージだとも感じられるのです。
今よりもっと上へ。たとえ飛べなくても、さらに上を目指すことは間違っていない。
その場所から、ちょっと1歩前へ踏み出すことが大切です。
いつの時代にも存在する、弱肉強食。
人間社会にリンクしている言いまわしが秀逸です。
無意識のうち、自分自身に当てはまる動物を探してしまう衝動にかられてしまいませんか?
「ZOO」の核心に迫る歌詞ともいえるでしょう。
火を消すのはあなたです
ほらねそっくりなサルが僕を指さしてる
きっと どこか隅の方で僕も生きてるんだ
愛を下さい oh… 愛を下さい ZOO
愛を下さい oh… 愛を下さい ZOOZOO
出典: ZOO/作詞:辻仁成 作曲:辻仁成
人は所詮、独りでは生きていけない孤独な生き物です。
SNSが主流になっている現在。
四六時中、誰とでも繋がっているような錯覚に陥っているのではないでしょうか。
しかし実際は、ほんの些細な出来事でも行き違います。
思いがけないところにまで、容易に燃え広がる時代なのです。
裏を返せば「対岸の火事」をただ傍観する、薄っぺらい関係性ともいえないでしょうか?
「ZOO」が制作された時代と昨今では、背景が大きく異なり変化と進化と遂げています。
ですが決して、心の機微が退化することは絶対にあり得ないのです。
「誰かに必要とされたい」。
「誰かに愛されたい」。
この広い世界でも誰かが必ず、あなたを求め見つけてくれるのです。
愛とは誰にもらうものなのか...?
人間は勝手都合な生き物
おしゃべりな 九官鳥 挨拶しても返事はない
気が向いた時に寂しいなんてつぶやいたりもする
“しゃべりすぎた翌朝落ち込むことの方が多い"
あいつの気持ちわかりすぎるくらいよくわかる
出典: ZOO/作詞:辻仁成 作曲:辻仁成
人間の舌と、喉のかたちが似ているとされる「九官鳥」。
当然ながら、発声音も人間と近いのです。
利口なこともあり、声や音真似をすることで人間とコミュニケーションをとろうとします。
気まぐれで勝手な私たちと、同じなのかもしれません。
人恋しくなった時にだけ、だれかを都合よく求めたり。
あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか?
愛を与えられる人になりたい...
ほらねそっくりなサルが僕を指さしてる
きっとどこか似ているんだ僕と君のように
愛を下さい oh… 愛を下さい ZOO
愛を下さい oh… 愛を下さいZOOZOO yeah
出典: ZOO/作詞:辻仁成 作曲:辻仁成