『ミッドナイト清純異性交遊』について
アルバム『絶対少女』収録
圧倒的な個性を持ったシンガーソングライター「大森靖子」(おおもりせいこ)。彼女の音楽には、一度聴くとずっと頭から離れない中毒性の高さがあります。
大森靖子はハロー!プロジェクトが好きで、その中でも道重さゆみの大ファン。
そんな道重さゆみへの愛が詰まった曲が、今回紹介する『ミッドナイト清純異性交遊』です。
この曲は、2013年12月10日に発売されたアルバム『絶対少女』に収録されています。
まだレコードレーベルに所属していなかった時代の作品ですので、より弾き語りの印象が強いアルバムです。
『ミッドナイト清純異性交遊』が気に入った方は、初期の魅力を味わえる『絶対少女』を聴くことをオススメします。
シンガーソングライター・大森靖子の公式ホームページ。セカンドアルバム『絶対少女』二〇十三年十二月十一日発売。
『ボイドル』とは別バージョン
『ミッドナイト清純異性交遊』は、商店街ポップバンド「来来来チーム」と大森靖子がコラボしたアルバム『ボイドル』にも収録されています。
こちらは、ロック風のアレンジで大森靖子のソロのバージョンとはまったく違いますね。
下記に動画を掲載しますので、気になる方はチェックしてみてください。

ベスト的アルバム『MUTEKI』にも収録
さらに、2017年9月発売のベスト的アルバム『MUTEKI』にも、『ミッドナイト清純異性交遊』は収録。
色々なアルバムに『ミッドナイト清純異性交遊』は収められているのです。
このことからも、大森靖子がこの曲に思い入れがあるということと、心から道重さゆみが好きだということが伝わってきます。
『MUTEKI』には、彼女のこれまでの名曲と新曲がたっぷり20曲収録。弾き語りアレンジが基本になっています。
大森靖子をはじめて聴くという方にもぴったりのアルバムと言えるでしょう。江口寿史が担当したジャケットもかわいいですよね。
道重さゆみに捧げた?歌詞の意味を解釈
それでは、道重さゆみに捧げたと言われている『ミッドナイト清純異性交遊』の気になる歌詞の意味を見ていきましょう。
好きなアイドルのことは何でも知りたい
何を食べたとか 街の匂いとか 全部教えて
ときわ公園 空とぶ自転車
14才でみつけた桃色のうさぎ
プル一な気持ちを食べて 歪にかわいい
プラスチックのステージで君はおどりだす
今夜しか見れない流星群
キャラじゃないなんて甘えてるから逃がしてばっか
出典: ミッドナイト清純異性交遊/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
ファンであれば、好きなアイドルが普段どのような暮らしをしているのか気になりますよね。
「ときわ公園」は道重さゆみが子どもの頃に遊びに行っていた常盤公園のことです。
また、「空飛ぶ自転車」とは道重さゆみが中学生の時に電柱にぶつかって、自転車が飛んでいったというエピソードのことでしょう。
道重さゆみは14歳の時にモーニング娘。の一員としてCDデビューを果たしています。
その時の、道重さゆみの衝撃的なかわいさを「桃色のうさぎ」と表現しているのだと思います。
「ブルーな気持ち」とは繊細で傷つきやすい部分や、歌に対するコンプレックスを抱えているという意味でしょう。
それに対して、独特ないびつなかわいさを感じているのです。
「流星群」はいつも見れるわけではなく、決まった時間にしか見ることができません。
大森靖子はまわりが注目するものに流されるキャラじゃないと強がっていたのでしょう。
それでは、大切な瞬間を逃してしまいますよね。良いものや素敵なことには、積極的に参加するべきだと思います。
青春時代と引き換えに
春を殺して夢はひかっている
嘘でもいい 嫌いでもいい 私をみつけて
ストロ一噛んでバスストップから睨んだ
狂ってるのは君のほう ミッドナイト清純異性交遊
出典: ミッドナイト清純異性交遊/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子