あの時からすべてが止まってしまった彼。
感情を失くし、叫ぶことも泣くことすら叶いません。
血を流した心を揺さぶるかのように風の運んできた季節が、少しだけ彼を現実に引き戻します。
彼女とともにこの世界が全て色彩を失ってしまったのに、彼以外の世界は鮮やかです。
まるで自分だけがこの世界から隔絶されてしまったよう。
そしてそれを望んでもいる彼。
いつかは、癒されて元のように世界を感じられる日が訪れるかもしれない。
また、遠からずそうならなければならない日はやってくる。
でも今は、忘れることなどできそうにもない彼女のことを感じながらまどろんでいたい。
色を失った世界にいる彼は、今はただそう願います。
移り行く季節
鮮やかに彩られた窓の
向こうに瞳奪われるけど
面影を重ねてしまう
出典: https://twitter.com/sasasa310dayo/status/554191694157996032
どれだけ離れたなら忘れられるだろう 想ってみても空しくて やがて降りたつ日差しの下 そっとそっと目を閉じて into vivid colors
出典: https://twitter.com/LArc_lyrics1991/status/869012991286550528
移り行く季節は、鮮やかに世界を彩ります。
その美しさに少し外の世界を感じ始めた彼。
でもまたそこでも、彼女の影を探してしまう彼がいます。
到底忘れることなどできそうにもないことを改めて実感する彼。
でもどれだけ想っても、もうその想いが彼女に届くことはありません。
生きていくには、いずれはまどろみから覚醒しなくてはなりません。
いつまでたっても彼女を失った空虚な心のまま、極彩色の世界に彼は足を進めます。
無機質な灰色をした心を抱えたままで。
美しいその表現
その世界がありありと浮かんでくるような歌詞に、hyde切ない歌声が印象的な「Vivid Colors」。
忘れられない恋を、L'Arc~en~Cielの世界で見事に表現しています。
誰もが抱えたことがあるような想いを、美しく表現したこの曲にファンが夢中になるのも納得です。
もしも恋を失うことがあったなら、「Vivid Colors」の世界に救いを感じることができるかもしれません。
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