The Chainsmokersの「Don't Let Me Down」を大解剖
最先端のスタイルと最新のアーティストをミックス
2016年、全米チャートにおいて「ローゼズ feat.ロゼス」が最高6位、「ドント・レット・ミー・ダウン feat.デイヤ」が最高3位まで上昇。
出典: http://www.sonymusic.co.jp/artist/thechainsmokers/profile/
2016年2月にシングルでリリースされた「Don't Let Me Down」。
ビートルズの有名曲と同名ですが内容は全く別物。
EDMとトラップを曲中で切り替えながら展開されるハイブリッドな1曲です。
トラックメイカーにとってどんなシンガーを起用するかは、映画監督が役者を決めるようなもの。
守りに入れば一定のクオリティは得られる代わりに新規性に欠けます。
一方で攻めに出れば、創造性が得られる代わりに不評を買うこともあり、ギャンブルです。
どちらにしても作品の出来に大きく関わってきます。
「Don't Let Me Down」において、The Chainsmokersは新たな挑戦をしました。
最先端のトラックに新進気鋭のシンガーDayaを迎えて、未知の冒険に出たのです。
結果は全米チャート3位を獲得、世界各国でプラチナに認定される大ヒットとなりました☆
「Don't Let Me Down」を収録したEPとアルバムを紹介
EP『COLLAGE』ではラストソング
「Don't Let Me Down」は2016年11月リリースのEP『COLLAGE』にも収録されています。
EPの中でも最後の5曲目に持ってくるあたりから、彼らのこの曲にかける自信と愛着が窺えますね。
こちらには女性シンガーソングライターHalseyがフィーチャリングした 「Closer」も収録されています。
日本向け特別盤も必聴!
2016年8月リリースの日本限定特別盤では「Don't Let Me Down」のオリジナルに加えてRemixバージョンも収録。
全米チャート最高6位を記録した「ローゼズ feat.ロゼス」も収録されています。
ビートルズを意識したわけではないのでしょうが、どの曲も3分台。
ダンスミュージックに馴染みのない人でも聴きやすくポップな全7曲入りです☆
次に「Don't Let Me Down」のヒットに不可欠な存在、Dayaを紹介します。
新星の女性シンガーDaya
驚異的なスピードで進化を続けるDaya
Daya(デイヤ、1998年10月24日 - )は、アメリカの女性シンガーソングライターである。英語の発音は「ディヤ」に近いが、日本では「デイヤ」または「ダヤ」と表記される。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/デイヤ
Dayaという名前に馴染みのない読者もいるかもしれません。
2015年にデビューしたばかりでアルバムは2016年の『Sit Still, Look Pretty』1枚のみ。
年数だけを見れば期待の新人という位置付けになるでしょう。
しかし「Don't Let Me Down」の成功を機に知名度は飛躍的にアップし、実力も折り紙つきに。
今や世界が注目するトップアーティストなのです。

こちらは2015年リリースのDayaのシングル曲「Hideaway」のPVです。
ティーンエイジャーということもあり、まだあどけなさの残るキュートなDayaが観られます。
しかしこの後「Don't Let Me Down」のPVを観れば、「Hideaway」とのギャップに驚くことと思います。
まずは「Hideaway」からの僅かな期間に進化した歌唱力です。
リアーナを彷彿とさせるような力強さと大人の女性の色気に満ちています。
そして歌詞とリンクしている彼女の演技です。
英語がわからなくても、表現したい気持ちがじわじわと伝わってきますよ☆
それでは「Don't Let Me Down」のPVを御覧ください!