君を送る家までの道のり
夏バテ気を付けて・・・
今日もOTOKAKEをご覧いただきましてありがとうございます☆彡
毎日うだるような暑さですね。(;一_一)
部活動やお仕事など、無理しないように…。
さて、今日はこのOTOKAKEでも常にアクセスランキング上位のback numberの曲、『march』のご紹介です♪♪
この楽曲はback numberがインディーズ時代にリリースしましたアルバム「あとのまつり」の11曲目に収録されています。
インディーズ時代という事なので、お察しの通りCD化されたものの中では一番古いアルバムという事になります。
なんと8年前の2010年6月のリリースなんですね☆
back numberの楽曲は、その曲調から新しさも古さも感じないのが特徴です。
この「あとのまつり」の楽曲も全て、今聴いたところで時の流れなんて全然…。
流行りに踊らされていないのがback numberなんです。
一周回って最初から古いのか?なんて事を筆者はたまに考えてしまうのですが。
ここの見出しには”君を送るまでの道のり”としましたが、間違ってはいません。
表向きにはこの『march』。
そんな事を表現していると清水依与吏は言わんとしています。
でもね、本当はもっと深い訳があるんです。
じつはこの『march』ってね、依与吏が当時付き合っていた彼女が乗っていた車が”日産のマーチ”だった事からそう名付けられたんです。
なんからしいですよね~。(笑)
それを題名に付けちゃうっていう…。
これ、その当時の彼女が聴いたら「私の事じゃん!」ってきっと勘づくと思うんですよね。
なんて事を考えたり考えなかったり…。
それでは良きところで、歌詞を読み解いていきましょう。
清水依与吏の表向きの『march』。筆者なりの解釈でお送りします。
『march』
カップル(だった)
君の事想って今日はゆっくり眠れます
それがすべて 僕のすべて
それでいい そのままでいい
出典: march/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
車に揺られる男女がいます。
二人はカップル。
正確にはカップルだった(?)。
冒頭のこの部分では、曲の主人公である彼氏が今日一日をゆっくり振り返っています。
おそらくまったりとしたデートだったのでしょう。
可もなく不可もなく…。
若い子のデートみたいにはしゃいだ感じのそれではありませんね。
一日を振り返る余裕を見せています。
楽しかったのか、楽しくなかったのかと聞かれれば、まぁ楽しかった。
特にケンカもなく、気持ち静かに一日終えられた。
そんな気持ちでいるのでしょう。
この主人公は、そんな二人の可もなく不可もない関係が気に入っている様子。
どうも、現在進行形で付き合っている感じには取れませんが。
自分にはそんな付き合いが一番似合っていると考えているんですね。
最初のこの短い詩の部分で、十分にその感情が表現されています。
余裕のある気持ち
ゆるいカーブの先でこの道は終わるんだよ
助手席の君に今日は言えるだろう
突き放す事も抱きしめる事もせず
ふたつのライトは並行に照らす
出典: march/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
そろそろ目的地に着く頃でしょう。
この主人公は、隣にいる”君”にある事を言いたいんですね。
激しい感情をぶつけ合う様な仲ではないので、この時点でもとても穏やかな心持ち。
そんな気持ちが分かるのが「ライト~照らす」の部分です。
そんなライトの光をぼんやりと眺めていられるほど、心に余裕があるのでしょう。
そして次の部分で彼氏は彼女に言うのです。
僕が言いたい事
”落し物”と”忘れ物”
僕の気持ちが落し物なら
君の気持ちは忘れ物だね
それでも今も2人がここにいるのは
なんで?
出典: march/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
落し物と忘れ物の違いとは?
ほぼほぼ意味は一緒。
不注意で失くす物は落し物。うっかり失くしてしまう物が忘れ物です。
筆者が推測するに、主人公はおそらくですがこう言ったんではないでしょうか…。
「なんで別れたのにまた会ってんの?」。
普通この言葉って、言ったらダメなやつじゃないですか?
いや、もっと詳しく言うと言っちゃったらケンカになっちゃうやつですよね?
または嫌な空気が漂うか…。
でもこの時のこの主人公は、こんな事も言えちゃうぐらい二人の仲が今は穏やかだという事を分かっているんです。
そして相手の彼女も同じ気持ちだという事も。
ここまで読み解いて分かった事はやはりこの二人、現在進行形ではないという事。
そうです。
皆さんもお察しの通り、二人が失くしてしまった物とはお互いの事を指していると解釈できます。
デートらしき・・・
君の事想って今日はゆっくり眠れます
それがすべて 僕のすべて
それでいい そのままでいい
僕の事笑って今日はゆっくり眠れるかい
それがすべてではない
それでいい そのままでいい
出典: march/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏