神様お願いきいて
たった一度だけ たった一度だけ
完璧な愛が欲しいよ
出典: 神様/作詞:東京ゲゲゲイ 作曲:安宅秀紀
主人公の願いが直接「君」に届くことはありません。
主人公はあくまでこれらの願いや辛さを神様に話しているのです。
自分に自信がない主人公は、とても自分の気持ちを「君」に伝えることなどできません。
誰にも言えない想いをせめて聞いて欲しいと、神様に願っていると考えられます。
一途でかつ悲観的な想いが非常に切ないですね。
完璧な愛とは
完璧な「君」がくれる愛
完璧な愛が欲しいよ
それだけあったなら
他には何もいらない
出典: 神様/作詞:東京ゲゲゲイ 作曲:安宅秀紀
この歌詞では主人公が完璧な愛を求めていることが分かります。
では完璧な愛とはなんでしょうか。
恐らく、完璧な「君」がくれる愛は主人公にとって完璧な愛なのでしょう。
完璧な人から紡がれる愛は完璧であってしかるべきです。
もちろんこれは主人公の想像の範疇でしかありません。
しかし主人公は「君」なら完璧な愛をくれると、そう信じてやまないのです。
不完全な自分を満たしてくれる愛
完璧になれない私の
頭を撫でてくれたら
出典: 神様/作詞:東京ゲゲゲイ 作曲:安宅秀紀
完璧な愛という言葉には、もう一つの解釈があります。
主人公は自分のことを不完全だと認識しているとご説明しました。
不完全だという事は、何か欠けている部分があるということです。
そういった部分を、隙間なく埋めてくれるのが完璧な愛とも考えられます。
「君」と出会うことで自分も完璧な存在になりたい。
そんな願いもあるのかもしれません。
はたまた完璧な「君」の愛によって、不完全さへの嫌悪感を克服したいということかもしれませんね。
伴う犠牲
「君」への愛の強さ
それだけあったなら
他に何もいらない
全て失っていいから
その手最後まで
出典: 神様/作詞:東京ゲゲゲイ 作曲:安宅秀紀
この歌詞から改めて感じるのは、主人公の想いの強さです。
目途の立たない恋ほど切ないものはありません。
主人公はそれを分かっていて言っているのでしょう。
もし叶うのなら、どんな犠牲を払っても構わない。
それだけ強い想いで、「君」のそばにいたいと願っているのです。
自分の孤独を埋めてくれる完璧な「君」はそれだけ主人公にとって重要な存在なのでしょう。
とても切なく胸が苦しくなるような一曲でした。
まとめ
YUYUの【神様】についてご紹介しました。
主人公の熱くも辛い気持ちがひしひしと伝わってくる曲でしたね。
さらに「完璧」にこだわる描写も東京ゲゲゲイの繊細なダンスに非常にマッチしています。
主人公が不完全の殻を破り、前向きになれることを願わずにはいられません。
【ダンスが僕の恋人/東京ゲゲゲイ】度肝を抜かれる世界観の持ち主、東京ゲゲゲイが放つクールなナンバー! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
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