安室奈美恵「TSUKI」が映画の主題歌に起用!

安室 奈美恵「TSUKI」の歌詞を解説…映画『抱きしめたい-真実の物語-』を反映した愛の形に感動の画像

安室奈美恵の41枚目のシングル「TSUKI」は、映画『抱きしめたい-真実の物語-』の主題歌です。

この曲は安室奈美恵を代表するバラード曲で、この映画のために書き下ろされました。

そんな「TSUKI」は、まるで月のように、大切な人を見守る想いが込められた歌詞です。

そして、この曲のメロディは美しさと切なさがあり、彼女の優しい歌声が絶妙なハーモニーを奏でます。

とても心地よく聴くことができますが、映画のために書き下ろされた歌詞に注目したいところです。

映画の切ないストーリーにリンクする「TSUKI」の歌詞は、どんな展開をみせるのでしょう?

ぜひお楽しみください。

『抱きしめたい-真実の物語-』とは?

安室 奈美恵「TSUKI」の歌詞を解説…映画『抱きしめたい-真実の物語-』を反映した愛の形に感動の画像

『抱きしめたい-真実の物語-』は、北海道網走市で繰り広げられる奇跡的なラブストーリーを描きます。

しかもこの映画は、実在する男女の実話を基に制作されているのです。

主人公の”つかさ”という女性は、若くして交通事故に遭遇し記憶障害という後遺症に悩まされます。

車椅子での生活を余儀なくされ日常はとても不便なはずですが、前向きに人生を歩む素敵な女性。

そんな”つかさ”と恋に落ちるのが、”雅己”というごく普通のタクシードライバーです。

周囲の反対を押し切り、2人で幸せな家庭を築くための奮闘ぶりが描かれるヒューマンストーリー。

映画では最終的に”つかさ”は亡くなります。

安室奈美恵の「TSUKI」は、”つかさ”が亡くなった後に”雅己”に寄せる気持ちの歌詞です。

『抱きしめたい-真実の物語-』とリンクする「TSUKI」の歌詞が気になります。

安室奈美恵が雪景色の中歌うPV

「TSUKI」のPVは、映画の舞台である北海道を表現するように雪景色が映ります。

映画でも”つかさ”と”雅巳”の雪のシーンがありますので、PVと映画がばっちりリンクした映像。

また、PVで安室奈美恵が静かに優しく微笑みながら歌います。

その姿は”つかさ”が”雅己”を見守り続ける気持ちを、見事に表現しているような印象です。

では、ここから気になる「TSUKI」の歌詞をひも解きます。

「TSUKI」の歌詞をひも解く

安室 奈美恵「TSUKI」の歌詞を解説…映画『抱きしめたい-真実の物語-』を反映した愛の形に感動の画像

「TSUKI」の歌詞には、”つかさ”の想いが綴られていて、こみ上げてくるものがあります。

死してもなお”雅己”を気遣う”つかさ”の想い、涙無しでは語れません。

皆さんもハンカチを用意しておくことをおすすめします。

笑顔のままで

どこかでこの月を見上げてるの?
少しさみしそうな顔で
ささいな出来事にふと胸が痛んでも
あなたらしく笑っていて

そう maybe someday 悲しみさえ
はるか遠くへと

出典: TSUKI/作詞:TIGER 作曲:ZETTON.FAST LANE&LISA DESMOND

”つかさ”のように愛する人を残し、先に旅立たなければならない気持ちを考えてしまいます。

私だったらと置き換えるのがとても難しく、途中で挫折してしまいました。

安室奈美恵の「TSUKI」では、まず愛する人に笑顔でいて欲しいと願います。

確かにその通りかもしれません。

愛する人が悲しむ姿ほど、気がかりなことはないでしょう。

その悲しみの原因が私自身のことであれば尚更です。

「どんなことでも時間が全て解決する。だから悲しまないで大好きだった笑顔でいてください。」

先に旅立たなければならない人も、愛する人と離れなければならない悲しみは同じように感じています。

願い

どんなに離れてても
抱きしめられなくても
その胸に光ともしたい
変わらぬ愛をくれた
果てしない優しさを
今日もそっとそっと照らすから

出典: TSUKI/作詞:TIGER 作曲:ZETTON.FAST LANE&LISA DESMOND

「抱きしめられる体がなくても、月の光となって優しく照らし続けたい。」

とても素敵な歌詞ではないでしょうか。

人の愛情表現は物理的なものだけではなく、目に見えない気持ちは永遠にあり続けるのでしょう。

生きていた間に受けた優しさや愛情だけで十分で、これから先も優しい気持ちで見守り続けられる。

こんな愛情を受けてみたいし、愛する人に与えてみたいと感じてしまいました。

愛する人の幸せを願い続ける