感動のPVをご紹介♪
長澤まさみが出演
PVはご覧になっていただけましたか?
しょっぱなから手を繋ぎ合う仲良さそうなカップル。
どちらもふんわりとにこやかで、二人で空を仰ぎます。
ここで音声の無い長澤まさみがアップに。
勘のいい方は、もうここでこの楽曲の意味を知る事ができるでしょう。
一見にこやかに手を繋ぎ合うカップルに何が待っているのでしょうか?
歌詞を紐解いていきましょう。
白いマフラー
手繋いでたの?
こんなどうしようもない ボクのことキミは
愛してくれたね…ありがとう
吐く息が視界を濁らせて
最後の場面 ぼやけてるよ
別れ際 キミは微笑んで
「じゃあまたね」って
いつでも逢える様な顔で
冬雲の下繋いでいた手を
そっと解いて 歩いて行った
出典: 白いマフラー/作詞:Masato Odake 作曲:RIO(Digz,inc)
この曲は男女の別れを歌ったものですが、解釈に少し困ってしまう部分がこの冒頭の歌詞です。
手をそっと解いて…ん?解いてって事は今まで手繋いでたんかーい!
って事を思ったのではないでしょうか?
そうなんです。手を解く瞬間までこの二人は「恋人同士」だったんですね。
とても難しい解釈です……。
なんで?なんで手繋いでたのに急に別れる??
おざなり
※降り出した初雪が
キミを 白く儚く 遠ざけてく
追いかけても 戻らないこと
知ってるから 空見上げた
背中から抱きしめるたびに
不意にくるりと前を向いて
僕を見つめた キミの笑顔
きっと忘れられないよ
出典: 白いマフラー/作詞:Masato Odake 作曲:RIO(Digz,inc)
主人公の男性はなんとなく「別れ」が来ることを予感していたのでしょう。
その理由は自分にある事を、普段から分かっていたんですね。
ひどいっちゃひどい話しですね。
でもなんとなく分かってしまう筆者。
男女の仲って、こんな事よくあるんですよね。
最初は好きになって付き合いが始まる、その付き合いが長くなればなるほど二人の間の「大事な事」っていうのがおざなりになっていく。
この記事を読んでくれている皆さんはお若いのかな?
もしお若いのであれば、全くもって同感できないでしょう(笑)
でもね、大人になると分かっちゃうんです。
ね?大人の読者の方はなんとなく分かりますよね?
愛しているのは本当なのに、おざなりになっちゃう気持ちが。
嫌ですね~、大人になんかなりたくないですね~。
この曲は、そんな大人の恋人同士のなんとも言い表せない微妙な心情を突っついた曲になっているんです。
届かない気持ち
好きになるほどに 愛し合うほどに
キミが抱えてた 寂しさを
見ようともしないで身勝手な
言葉ばかり 押し付けたね
いつだって キミは微笑んで
楽しむことが 下手なボクの心の奥
温め続けていてくれたこと
やっと今更 気付いてるんだ
出典: 白いマフラー/作詞:Masato Odake 作曲:RIO(Digz,inc)
おざなりになっていったのは主人公の方なんです。
彼女は一生懸命愛してくれていたのに、それが当たり前になっていました。
男女に別れが訪れるのは、必ずこのウェイトが大きく傾き始めるから。
彼女は愛しているからこそどんどん辛くなっていくんですね。
二人一緒に居るのに寂しいと感じてしまう状況ほど辛い事はありません。
そして、愛しているのに別れを告げるんです。
当然ですよね、相手に気持ちが届いてないのですから。
降り続く初雪の 色と
同じ色した キミのマフラー
目を凝らして 探してみても
もうなんにも もう見えない
泣いて振り切れるものならば
いつまでだって泣いてるけど
泣けないくらい 悲しすぎて
ただ此処に立ちすくむよ
出典: 白いマフラー/作詞:Masato Odake 作曲:RIO(Digz,inc)
主人公は繋いだ手が彼女から解かれた時も、まだ気付きません。
まさかこの後に別れを告げられるなんて考えもしていなかったでしょう。
鈍感ですよね~男性は。
彼女からちゃんとした別れを告げられてから始めて気付きます。
自分にとってどれだけ彼女の存在が大きかったという事を。
その時気付いたってもう遅いって!
逃した魚は大きいなんて表現をしますが、まさにそんな心境だと思います。
呆然とする主人公にできる事は、優しかった彼女の思い出を追いかける事だけなんですね。