『嘆きのキス』について
同じく2009年2月にリリースされた25作目のシングル。
「milk」との両A面シングルです。
「ファイナルファンタジー」作品のイメージソングとして起用された楽曲。
【嘆きのキス】というタイトルから想像すると「悲しい」印象が感じられます。
しかしその印象とは異なり、この楽曲は前向きな内容です。
「悲しい」こともあるけれど、それでも前に進まなくてはいけない。
このように無理やり前を向いているような印象も感じられます。
それは自分の人生を表しているのでしょう。
「糧」という歌詞が登場するように、自分自身を支えてくれるような強い思いがあるのです。
歌詞

君の肩に顔を埋めて 大きく息を吸い込んだ 忘れないだろう
消えないだろう 君と僕の最後の日
出典: 嘆きのキス/作詞:AIKO 作曲:AIKO
男性目線で描かれる、別れの日のこの曲。
些細なすれ違いや諍いで、どうしても上手くいかなくなった恋人同士。
でも最後の日はやはり思い出が溢れて、別れるのが辛くなってしまいます。
でももう一度、恋人としてやり直すことはできない。
そんなどうしようもない悲しみが、切なく胸に迫ります。
4位 KissHug
『KissHug』について
2008年7月にリリースされた24作目のシングル。
紅白歌合戦でも披露した、大ヒットナンバーです。
「花より男子F(ファイナル)」の挿入歌にも選ばれましたね。
曲調から感じられる切ない印象。
【KissHug】は、王道ラブソングです。
歌詞

友達だなんて一度も思った事はなかった あなたに出逢ったその日から
変わってしまったものもあるけど 変わらない事の方が あなたもあたしも多いよ
暑い帰り道に見えなくなるまで 本当に小さくなるまで見ていた
あなたが好きだったの 今も今も・・・
出典: KissHug/作詞:AIKO 作曲:AIKO
友達同士のように振る舞うけれど、片方は実は恋心を隠している。
そんな現実は、この世界には星の数ほどあるでしょう。
でも友達の関係を崩したくないから、本当の気持ちは打ち明けられない。
そうしているうちに離れてしまったふたりは、この世界にいったい何組いるんでしょうか。
そしてそんな恋は、いつまでも心に居座るものです。
告白しちゃえ。
そう言いたくなってしまうほど、歌い方に思いが込められているのだと感じます。
3位 二人
『二人』について
2008年3月にリリースされた23作目のシングル。
CMソングとして耳にした人も多いのではないでしょうか。
【二人】の魅力は、爽快感のあるサビだけではありません。
会話をしていて楽しいと感じる男性のことを、もっとよく知りたいと思っている女性を表現しています。
この女性は「まだ」男性のことを好きだと認めていないような状態なのでしょう。
そのように読み取ることができます。