あたしの背中越しに見てた その目の行き先を 香るあの子の
甘い瞳をみていたの? 甘い仕草をみていたの?
出典: 二人/作詞:AIKO 作曲:AIKO
好きになりかけていたひとが、自分以外の女の子に夢中なことに気付いてしまったあの一瞬。
背筋が凍るような、でもちょっとほっとしたような、あの気持ちを歌い上げる1曲です。
aikoの楽曲ってどれも恋の「瞬間」を捕らえるのが上手で驚きます。
それにしても、「わたしにしておけばいいのに」って思っちゃいますよね、あの瞬間って。
切ないね。
そうしみじみと思ってしまうほど、この楽曲の「瞬間」は胸を締め付けるのです。
2位 えりあし
『えりあし』について
2003年11月にリリースされた11作目のシングル。
この曲で、二度目の紅白歌合戦への出場を果たしました。
【えりあし】は、歌い始めの歌詞がとても印象的です。
愛しているからこそ、わかってもらいたいと感じるこの楽曲の主人公。
わかってもらえないということに対して怒りが沸いてきたり、切なくなったり。
恋をしているという状況に特有の浮き沈みなどが感じられます。
それでも彼のことが大切だから忘れられない、というような内容です。
歌詞
そして あなたの背中が遠ざかり 最後に気付く儚き愚か者
時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅
季節に逆らい想い続けて 今もあなたを好きなままよ
出典: えりあし/作詞:AIKO 作曲:AIKO
慣れ過ぎてしまったふたりの関係から、遠慮のなくなってしまった恋人たち。
知らず知らずのうちに相手を傷つけていることに気付かず、相手にストレスをかけているなんてことは、よくある話です。
気付いた時には、最愛のひとの心が離れていってしまっている。
そんな失敗も、こんなラブソングに仕上げてくれるaikoは素敵だね。
恋人は大切に大切に、大切にしましょうね。
1位 アンドロメダ
『アンドロメダ』について
2003年8月にリリースされた13作目のシングル。
1位はやっぱりこれでした…。
恋の終わりを経験したことのあるひとなら、誰しも共感する「ぼやけてくる」感覚、ぜひ読み込んでみてくださいね。
また【アンドロメダ】は、CMソングとしてタイアップされた楽曲です。
歌詞
君の横顔越しにあるもの もう今は見つけられないかもしれない
あたしの髪が揺れる距離の息づかいや きつく握り返してくれた手はさらに 消えなくなるのにね
出典: アンドロメダ/作詞:AIKO 作曲:AIKO
付き合っていくうちに、次第に離れてしまう相手のこころ。
きっかけは何だったのか、理由は何なのか、はっきりしないまま恋が冷めていくことだって、悲しいけれどこの世界にはよくある話です。
そんな彼の変化に敏感だと自覚していたはずの彼女。
だけどいつしか、彼の何もかもが見えなくなってきていたのです。