「JUMPER」ってどんな曲なの?
アナログシングル!
「JUMPER」はアナログ12インチシングルの限定盤として2008年11月5日にリリースされました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/CAPSULE
「JUMPER」 はテレビ愛知の『a-ha-N varie』エンディングテーマとしても抜擢された楽曲。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/A-ha-N
CDではなくアナログ盤というのに中田ヤスタカのこだわりを感じますね。
ポップとハードな音像を融合したサウンド。この世界は中田ヤスタカでしか表現できません!!!
硬質なのに柔らかい音質というのでしょうか。緊張と温かさを同時に感じる音像。
最近はEDMブームが盛り上がっていますが、そのブームの前からこんな素晴らしい楽曲を制作していたのです。
中田ヤスタカのスゴさがよく分かる曲でしょうね。時代がやっとのことで中田ヤスタカに追いついたと言っても過言ではありません。
歌詞はシンプルですが、それを繰り返しても飽きない構成力に脱帽です!!
それでは「JUMPER」のエレクトロニックな世界を見ていきましょう。
「JUMPER」の歌詞
深掘り
untruth
slap down
secrets
brainwash
break it
wake up
put out
strike you
出典: JUMPER/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
「JUMPER」の歌詞は物語ではなく映像のイメージを表出する言葉が並んでいます。
歌を歌うというよりも、言葉を並べているといったほうがよいでしょうか。
まずは和訳を確認しましょう。
【和訳】
「真実ではない
叩く
秘密
洗脳
壊せ
目を覚ます
出す
あなたを打つ」
次々に頭の中にイメージが浮かびますが物語にするほどには言葉が繋がらないですよね。
非常に抽象的なのでとらえどころがないですが、聴く人それぞれの想像力が刺激されます。
デジタルでストイックなビートといっしょに聴くと強烈なイメージが生まれるかもしれません。
歌詞の全体の意味としては「次のステージへのステップアップ」を歌っているのではないでしょうか。
簡単にいうと成長ということですね。
力強いデジタルビートによってポジティブなエネルギーが生まれています。
meaning
nothing
feeling
speed up
running
stepping
jumping×2
出典: JUMPER/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
ここも単語が並んでいるので言葉の羅列です。物語は自分で想像しなければいけません。
しかし、無理に物語性を求めるよりも、ひとつひとつの言葉が想像させるイメージに浸ればよいのではないでしょうか。
歌詞に意味を求めたくなりますが、音楽は「音を楽しむ」と書きます。言葉よりも音を中心に聴いてもいいのかも。
音のイメージを感じればそれで正解かもしれません。
特に中田ヤスタカの作る音像はサウンドだけ取り出しても完成度がハンパないので歌詞の重要性は少ないでしょう。
ここで和訳しますね。
【和訳】
「意味
何もない
感じる
スピードアップ
ランニング
ステッピング
ジャンプ」
ここでは前進する感情を歌っているのではないでしょうか。
言葉の羅列なのでどう解釈したらいいのか迷いますが、それよりも言葉を意味としてよりも音として感じることで「JUMPER」の本質に近づける気がします。
いずれにせよポジティブなパワーを感じるサウンドと歌詞です。
「JUMPER」
タイトルをシンプルに歌います。
JUMPER
出典: JUMPER/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
最後は曲のタイトルの「JUMPER」で終わります!
ジャンプする人という意味ですからやはり、飛躍や成長という想いが込められているのでしょうね。
「JUMPER」の歌詞の世界はいかがだったでしょうか。
歌詞とはいっても、「JUMPER」では意味よりも音としての役割が大きいのではないかと思います。
歌は歌詞が非常に重要ですが、中田ヤスタカの音楽はリズムが曲の中心ですから、言葉を音として感じるのがよいのではないでしょうか。
歌詞は曲の中でサウンドの役割という位置づけですね。
その上で言葉のイメージを曲に重ねると新しい聴き方を発見出来ますよ。