• 1行目:中田花奈
  • 2行目:寺田蘭世
  • 3行目:堀 未央奈・中元日芽香

高校生って周りの友人に彼ができていくことも多くなり、奥手な女の子は“自分もいつか友だちのようになれるのかな”と悩んだりすることは多いでしょう。

でも“いつか自然に…”って言っているうちは、まだまだ恋に恋している状態な気がしますよね。

大人への近道
教えてください
純情なんていらない
普通になりたい
清らかな制服
いつまでも着てるわけじゃない
女の子から 早く
女性になりたいの

出典: https://twitter.com/mochinogixx/status/855245627487158272

  • 全行:サンクトエトワール全員

友だちには彼がいて、自分にも気になる男の子がいて……となると、少しでいいから自分にも積極性がほしいと思ってしまいます。

ただここで立ち止まっているようでは、まだ本気の恋愛をするには時期尚早なのかも。

しかし主人公の女の子は“早く女性になりたい”と切望しています。

さて彼女はここからどのような1歩を踏み出すのでしょうか?

内気な彼女は1歩を踏み出せる?

もしも誰かから声掛けられたとしても
戸惑いながら逃げ出してしまうでしょう
パパとかママが望むいい子でいようって
恋の進化にブレーキかけてしまう

出典: https://twitter.com/_mnmhsn_3o/status/668417660388962305

  • 1行目:中田花奈
  • 2行目:寺田蘭世
  • 3行目:堀 未央奈
  • 4行目:中元日芽香

早く女性になりたいと望む彼女ですが、実際には誰かに声をかけられても“恋にブレーキ”をかけてしまうようです。

また、彼女は自分が恋のブレーキをかけてしまうことを“パパとママが望むいい子でいようと”するためって言っていますね……。

でも、本当に本気で恋をしたら、きっと親の言葉なんて届かなくて、自分でもどうしようもなくて突っ走ってしまうもの。

きっと彼女がこの時に抱いている恋心は、まだ淡いものなのでは?と感じてしまいます。

それなりにデートしてみたいけど
何歳(いくつ)になっても夢の中で終わり
こんな私にチャンスはあるかな

出典: https://twitter.com/_mnmhsn_3o/status/668417807093075968

  • 1行目:北野日奈子
  • 2行目~3行目:中田花奈・寺田蘭世

彼女も自分の夢の中では“それなりにデート”をしてみたいと思っているようですね。

でも、女子高に通う恋に免疫のない彼女が思い浮かべるデートってどんなものなのでしょう?

きっととっても清純で爽やかな感じなんだろうな~と、つい思ってしまいます。

さらに彼女はまだ、恋のチャンスを受け身で待っているので、主人公が本気の恋をするのはもう少し先のように思えますね。

大人への近道
ずっと探してる
後悔なんてしないよ
経験したいの
決められた黒髪
昨日とは違う色にして
生まれ変わったように
殻を破ってみよう

出典: https://twitter.com/_asuka_0411/status/936506497785196549

  • 全行:サンクトエトワール全員

大人になることって、法的な成人(20歳)を迎えたとしても、よくわからないことですね。

お酒を飲めたら?喫煙OKになったら?恋人と責任をもって付き合えたら?経済的に自立したら?

大人になるって本当に基準はきっと1人ひとり異なっていて、答えはないと思うのです。

だからこそ、この曲の主人公も大人への近道はこの先も“ずっと探し続けてほしいな”と思います。

きっとより成長した自分になれるように“道を探し続けられる強さ”をもつことこそが、大人に近づくことだと思うので。

誰かに相談して
答え出すより
もっと自分の足で歩いて
見つけてみる
まだ早いなんて
言われたくないの
そんな感情

出典: https://twitter.com/nhashimoto0220/status/932237895070507008

  • 全行:サンクトエトワール全員

恋愛に関してだけでいえば、中学生でも上手に恋愛ができる人もいれば、もっと年齢があがってもうまく恋愛できない人はいますよね。

また、とても若く結婚して子供をもっても、素敵な家庭を築ける人もいれば、年齢を重ねて家庭をもったけれどうまくいかなくてしんどい気持ちになる人もいます。

こればかりは本当に他人に相談したから全部うまくいくってわけではありません

自分の心身の成長に合わせて、自分らしい歩幅で進もうとすることが、とても大切なのではないでしょうか。

自分に起こることが周囲にとって“まだ早い”のか“後れをとっている”のかは関係ありません。

自分の心と体が納得して前に進むのが本当に大事なのです。

大人への近道
教えてください
純情なんていらない
普通になりたい
脱ぎ捨てた制服
これ以上守られたくない
少しは傷つきたい

出典: https://twitter.com/nr_smr/status/794510188908716032

  • 全行:サンクトエトワール全員

恋にブレーキをかけてしまうことを、パパとママのせいにしてしまう主人公が、ここでやっと“少しは傷つきたい”と思います。

恋愛だろうと進路だろうと、自分の気持ちを本当に優先したいことがある時は、周りとぶつかったり新しい自分になるために少々傷つくことを厭わずにいなければいけません。

そういった意味で、女の子は多少大人に近づいたのかもしれませんね。

大人への近道
ずっと探してる
後悔なんてしないよ
経験したいの
決められた黒髪
昨日とは違う色にして
生まれ変わったように
殻を破ってみよう

出典: https://twitter.com/_asuka_0411/status/936506497785196549

  • 全行:サンクトエトワール全員

この最後の部分の歌詞はリフレインで、前に1度登場しています。

しかし、前に登場した時より何だかちょっとだけニュアンスが変わっているように感じませんか?

最初はこの歌詞“ただ親の庇護から抜けたいかな”くらいの気持ちで殻を破りたいといっていた感じが筆者にはしていました。

けれども最後にもう1度同じ歌詞を繰り返すことで、彼女の“変わりたい”意識が本気になったように思えます。

さて、彼女の意識は本当にその後変化したのでしょうか?

それがわかるヒントがMV冒頭の“この話は私の母親の…”だと筆者は感じますが、いかがでしょうか。

おわりに

「大人への近道」乃木坂46の歌詞に共感...!ドラマチックなMVと注目のメンバーのパート分けを公開!の画像