貴方の歌だけが
冬籠り 春が先
貴方の歌だけが聞こえる
今、口遊む貴方だけ
貴方だけ
出典: 風を食む/作詞:n-buna 作曲:n-buna
長かった冬が終わり、命が芽吹く春がやってきました。
それはまるで、凍りついていた貴方の心がほどけ、じわりと温度を増していくよう。
どんどんと物が失われる世界で、人は「自分も失われてしまうのではないか」と不安になるものです。
今隣にいる大切な人も、いつか自分を「消費」してしまうのではないか……。
そんな心配は、生きている限りずっと付きまとうものでもあります。
しかし、世の中には失われることのないものがたくさん転がっています。
貴方と、貴方の周りにいる人たちとの関わりも同じこと。
貴方が大切だと思えば思うほどに、その繋がりが「消費」されることはないのです。
自分を「売れ残り」だと決めつけて価値を下げるのはもったいないこと。
誰もが誰かを必要としているように、貴方を必要としている人がきっといるはずです。
まとめ
「風を食む」のように、美しい言葉遊びが印象的なヨルシカの楽曲。
「春ひさぎ」は、花魁言葉と呼ばれる独特な言い回しを用い、身を売る女性の想いを描いています。
どこか投げやりで、どこか悲しそうに紡がれる歌詞の数々。
報われない身の上と想いを抱えながら、やるせない毎日を過ごす主人公に切なさが募ります。
ヨルシカ【春ひさぎ】歌詞の意味を徹底解釈!「言勿れ」と歌う理由とは?春のように優しい想いを読み解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ヨルシカの【春ひさぎ】は、2020年7月29日リリースのアルバム【盗作】に収録されている楽曲です。花魁言葉で語られている想いはどんなものなのでしょうか?歌詞の意味を解釈してみたいと思います!
ある少年の想いを、語りかけるような歌詞で表現した「夜行」も心を締め付けられるような楽曲です。
大切に想っていた少女を失い、ただ彼女が生きるはずだった未来を想い描く……。
それがどんなに切なく、どんなに悲しい時間なのかを、想像するたびに涙が浮かびます。
ヨルシカ【夜行】歌詞の意味を徹底解釈!君と僕はいつまで一緒にいるのか?ずっと向こうにあるものに迫る - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ヨルシカは小説×音楽という独特な世界観が若者を中心に人気を集めています。『夜行』もストーリー性の高い楽曲です。歌詞に込められた切ないストーリーを読み解いてみましょう。
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