諦めてしまった「僕」

Out on the midnight, the wild ones howl
The last of the lost boys have thrown in the towel

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

2番Aメロ前半和訳

夜中の外側で、乱暴な奴が吠え立ててる
ロスト・ボーイズの最後の一人は敗北を認めちゃったんだ

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

ここでの「Wild」は野蛮な、という意味でしょう。

また、タオルを投げ捨てるというのはボクシング用語で降参する、という意味です。

世の中、絶望した「僕」はただひたすらに吠え立てるしかできません。

Aviciiにとっての日々はそんな風だったのかもしれません。

ロスト・ボーイズというのは「ピーターパン」に出てくる迷子の子どもたちです。

ロスト・ボーイズたちもまた、大人になることを決めてネバーランドから出ていきます。

そこにAviciiは自分を重ねているのでしょう。

大人になんてならなきゃよかった、という後悔が暗示されています。

星と転落

We used to believe we were stars aligned
You made a wish, and I fell out of-

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

2番Aメロ後半和訳

僕らは星が欠けることなんてないと信じていた
君は願いをかけて、僕はそこから墜落しちゃった

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

星、というのは過去の自分の音楽のことです。

音楽を楽しんでいただけならば、「星」だったのかもしれません。

しかし、それだけでは生きていけません。

地に足をつけなければ、人間は生活できないのです。

だからこそ、「僕」は空から落ちてしまいます。

それまでの自分と変容する羽目になっているのです。

後悔はずっと

戻れない時間

Time flew, cut through, all over town

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

2番Bメロ前半和訳

時間は飛ぶようにすぎるし、物事は手早く済む、そんなことばっかりこの街にはあるんだ。

出典: The Days/作詞:Brandon Flowers 作曲: Tim Bergling(Avicii)

cut through とは契約書などを手早く済ます、という意味です。

流れていくばかりの日々は、現代社会特有でしょう。

音楽にじっくり取り組みたい「僕」にはあまりにも早すぎるスピードなのです。

そんな現代に辟易している心情が歌われています。

「君」はもういない