ALI PROJECT【勇侠青春謳】歌詞の意味を解説！アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」ED曲

独自の世界観で支持を得ている『ALI PROJECT』。

彼女達のヒットシングル『勇侠青春謳（ゆうきょうせいしゅんか）』についてご紹介します。

2006年にリリースされ、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』ED曲として有名になった曲です。

古風な単語が多い歌詞ですが、どんな内容を歌っているのでしょうか。

『勇侠青春謳』は「コードギアス」シリーズで一番初めのED曲です。

「コードギアス」は漫画家CLAMP先生がキャラクターデザインを務めています。

『ALI PROJECT』はCLAMP作品がアニメ化する際は曲を提供することが多く、両者は深い関係です。

修羅の道を行く主人公ルルーシュには、過酷な運命が襲い掛かってきます。

時には涙し、時には負の感情で叫び…

ルルーシュは完全に悪というわけではなく、自分の良心に苛まれながらも目的を果たそうとするのです。

観ている側にも「善」と「悪」とは一体何か？と色々考えさせられるストーリーとなっています。 

衝撃的なラストの後、ED映像と共に『勇侠青春謳』が流れ出し、歌詞の通りだと感動した人も多いのでは？

それでは、実際にED映像と合わせて聴いてみましょう。

ED映像といってもキャラクターが動いているわけではありません。

美しいイラストをゆっくりと映してゆくだけです。

しかし、その内容は本編を見た後に見ると、何とも言えない気持ちになるものばかり。

一人孤独に景色を眺めているルルーシュ。

登場人物と彼の辛かった過去、幸せだった過去…

そして葛藤している現在。

下手に動画を新たに制作するよりも、ずっと効果的な演出だと思います。

『ALI PROJECT』が出演しているMVは残念ながらYouTubeでは見つけられませんでした。

MVはベストアルバム『桂冠詩人 SINGLE COLLECTION PLUS』に初回盤特典映像として収録されています。

ちなみに「コードギアス」2期後半では『ALI PROJECT』の楽曲『わが﨟たし悪の華』がED曲です。

「コードギアス」という作品の始まりと終わりを『ALI PROJECT』が担当したということになりますね。

冒頭の一言だけで「コードギアス」のストーリーを全て表していると言えるでしょう！

おそらく、この歌詞は若い極道が主人公なのですが、ルルーシュの立場とも共通する内容なのが不思議です。

ルルーシュの進む先には残酷な運命が待ち構えています。

一歩前進すると、自分の大事なものがひとつずつ失われてゆく…

そんな現実にこの歌詞の主人公も、猛獣よろしく勇ましく立ち向かっています。

しかし、本来は年相応に楽しい学校生活を送っているはずの自分の境遇を悲しく思うこともある。

彼の抱える孤独感は果てしなく大きいものでしょう。

くじけそうになった時は自問自答を繰り返し、自分を「未熟」だと評した父親の言葉を思い出したりもしています。

「極道」がテーマである『勇侠青春謳』。

「父」と言っても血縁関係にあるわけではなく、親子の盃を交わした相手のことなのかもしれません。