今年のNHKワールドカップソングはSuchmos!
いよいよ2018年のFIFAワールドカップが始まりましたね!
サッカーをこよなく愛する人たちにとっては、4年に1度の祭典。これから試合観戦をするために、毎日寝不足になる方も多いかもしれません。
そんな熱いサポーターと一緒に代表選手たちを応援する存在が、テーマソング。今回、NHKのオフィシャルテーマソングとして抜擢されたのがSuchmosです。
試合のニュースを観るたびに耳にするテーマソングは、その曲の一端を聴くだけで、サッカーに対する興奮や期待感を思い起こさせる重要な存在です。
スポーツのテーマソングは大ヒットの予感!
近年では、リオデジャネイロオリンピックのテーマソングだった安室奈美恵の「Hero」が、パラリンピックを合わせた1ヶ月の開催期間で放映され続けた結果、大ヒットとなりました。
今回のFIFAワールドカップは3週間ほど続きます。Suchmosの「VOLT-AGE」はリスナーに一体どんな印象を与えるでしょうか。
注目のオフィシャルMV
6月1日、NHKのワールドカップオフィシャルサイトにて「VOLT-AGE」のMVが公開されました。
2018 NHKサッカーテーマ|2018 FIFA ワールドカップ|ウェブサイト
テーマソング Suchmos「VOLT-AGE」MV
MVの中身をチェック!
たくさんのモニタに囲まれたステージで歌うSuchmos。
イントロでは、次第に高音になっていくサウンドとノイズが走る映像、照明によって、楽曲のタイトルである「ボルテージ」が上がっていくイメージを表現しています。
歌詞にリンクした映像が現れたり、縦横にスライドする歌詞のタイプフェイスが流れたりと、連続するモニタを使った演出が次々と展開していきます。
その合間には、抽象的なサッカーのシーンや日本の国旗が現れることで、サッカー日本代表への応援の念を表現しています。
全体的にブルーのトーンになっているのもサムライブルーを意識してのことなのでしょうね。
モニタは1コマずつ個別に使ったり、横長・縦長、全体を一画面として使ったりと、バックグラウンドの変化を観ているだけでも楽しめます。
NHKサッカーテーマソングは名誉!
NHKのオフィシャルサイトには、今回Suchmosが選ばれた理由についても書かれています。
近年ではサカナクション、椎名林檎、ONE OK ROCK、と独自の音楽性をもったミュージシャンが名を連ねてきた中、彼らの音楽性や存在感が大きく評価されたようです。
2015年デビューの彼らにとって、異例の大抜擢と言えますね!
楽曲の歌詞をチェック
ここから「VOLT-AGE」の歌詞をご紹介しながら、その魅力に迫ってみたいと思います!
感じ取り合うのさ 漂うリズム 譲れぬイズム
月さびの世界 ひとりで歩く人たちのオペラ
出典: VOLT-AGE/作詞:YONCE 作曲:Suchmos
幻想的なイントロです。
ひとりひとりがそれぞれの個性やプライドを持ちながら、孤独でありながらもお互いの存在を察して、寄り添いながら漂っているようなイメージを持ちます。
置き換えると、サッカーの代表選手が孤独と闘いながらも、チームとしてまとまっていくような状況を表現しているように感じられます。
Chanting now 風が吹けば
Show must be going on
四六時中 できるわけじゃない
On the pitch 聞こえるだろう
You’ll never walk alone
Across the space 星の数のように
出典: VOLT-AGE/作詞:YONCE 作曲:Suchmos
サウンドが徐々に盛り上がり、歌詞も試合を連想させるシーンへと移っていきます。
Chanting nowは「今、大合唱が起こって」という意味です。たくさんの声援に包まれたシーンを表現しています。
そして「ピッチ」というサッカーの試合を連想させるワードも出てきますね。
「あなたは決してひとりではない」とイントロで表現した「孤独」に対して声援を送っています。
宇宙を覆う星のように、世界中であなたたちを応援するサポーターが温かく見守っている、というメッセージが込められているようです。