そこから伸びた時間の上を歩く、というのは"夢の時間と夢の時間の間にある、自分の日常を超えていく"ということだと解釈します。
この後に続く全て超えて~の部分も、このことをイメージさせますね。
そのため先ほど筆者はそこから伸びた時間を"別れの後に続く寂しい時間"だと解釈しました。
この歌詞によってそこから伸びた時間に押しつぶされず、その上を歩いて次の夢の時間へと向かっていくという強く、前向きな意思を最終的に感じ取れますね。
とはいえ切ない歌声と静かな曲調からどこか脆さも感じさせる「You Were Here」。BUMP OF CHICKENらしい、なんとも言えない気持ちが残る楽曲です!
「70,000通りの1対1がある」藤原基央の名言を彷彿とさせる楽曲
「You were here」の歌詞にある「魔法の時間」がライブの時間のことなのか、恋人との時間のことなのか、大切な親友と過ごした時間なのか、そのどれもが正解だと思います。
とはいえライブのシーンを紡ぎ合わせて作られたMVから、ライブの時間のことを指していると感じる人が多いのでは。
これまでさまざまな名言を残してきている藤原基央ですが、筆者はこの楽曲を聴くと藤原基央が日産スタジアムで行われたライブで残した「70,000通りの1対1がある」という言葉がよみがえります。
7万通りの1対1がある、その意味とは
70,000通りの1対1があるとだけ聞いても「?」となってしまうかもしれません。
ですがこの言葉は「ファンを想う」藤原基央のハートが伝わるめちゃくちゃ深く、熱い一言なんです。
本来ライブというのは確かにアーティストと観客の「1対複数」であるのは紛れもない現実かもしれません。
しかしライブでアーティストの生歌、生演奏を聴いてもそれに対する感情・想いは人それぞれ。
「昔に比べて成長したなぁ」としみじみ感動する人もいれば「初めてのライブってこんなに楽しいんだ」とライブの素晴らしさに感動する人。
さらには「こんなアーティストがいるんだ」と初めて知ったアーティストの良さに打ち震える人もいるわけです。
そのためライブとは実は1対1で行われているといってもいいことなのかも。
70,000通りの1対1がある、この言葉からは観客一人ひとりにしっかりと向き合い自分たちの楽曲を届けたいという藤原基央の想いを感じ取れますね!
この名言は米津玄師のハートにも火を灯す
先ほどもご紹介したように今を時めくアーティスト「米津玄師」もBUMP OF CHICKENのファンの一人。
そんな彼のライブでも「1対15,000じゃなくて1対1が15,000通りある」といった発言があったんです。
こんな感じでアーティストからアーティストへと、ファンに対する熱い想いが受け継がれていくのはなんだかアツいものがありますね!
最後に
夢の時間のことではなく、その後の寂しい時間のことを切なく歌いきる「You were here」。
BUMP OF CHICKENのライブの帰りで聴いてほしい楽曲ですね。なんならライブのアンコールの定番にもなってほしいところです。
MVもとても感動的な仕上がりになっています!未チェックの人はぜひ見てみてくださいね。
また、以下にコードのリンクを置いておきます。弾き語りをしたい人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
You were here / BUMP OF CHICKEN ギターコード譜 - U-フレット
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