酸いも甘いも捨て
平凡に埋もれても
ここにある幸福は
何にも代え難い
出典: CITRUS/作詞:工藤大輝・花村想太 作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
ヤクザだった自分への自己陶酔や甘えも捨てた主人公。
ヤクザだった自分をきっと特別な存在と思っていたのでしょう。
そんな思いも捨てて手に入れたのは平凡な生活でした。
しかしそんな平凡な生活をかけがえのない幸せだといっています。
それほど主人公にとって大切な人ができたのでしょう。
己を信じる
指差し 笑われたとして
極める道 褪せることなく
右か左 迷ったなら
真っ直ぐに飛べ
出典: CITRUS/作詞:工藤大輝・花村想太 作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
主夫になることを選択した主人公。
しかし主人公の選択を笑う人たちもいたことでしょう。
なぜなら主人公は伝説のヤクザといわれるほどの存在だったのです。
そして主人公も馬鹿にされることを気にせずにはいられませんでした。
果たして自分の選択は正しかったのか。
そんなことも悩む日々もあったのかもしれません。
そんな主人公でしたがついに決心します。
自分の道を突き進もうと。
ここはなんとも男らしい決心です。
ホンモノの強さ
離さないって決めたから
守りたいって言ったのさ
ホンモノの強さだけ
見つけたくて
今未練なんかこれっぽっちも無い
出典: CITRUS/作詞:工藤大輝・花村想太 作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
ここからサビに入ります。
花村想太の突き刺さるような高音が曲の世界観へぐっと引き込ませます。
そしてサビ前に自分の道を突き進むことを決意した主人公。
その決意とは大切な人を離さないということでした。
極道から足を洗い主夫になることを選択した1番大きな理由でもある主人公にとって大切な人。
主人公はその大切な人に守りたいといったのでしょう。
そしてここで重要なのはホンモノの強さというフレーズです。
ここでのホンモノの強さとは一体何を表しているのでしょうか。
おそらく伝説のヤクザと呼ばれるほどの主人公なので喧嘩は十分に強いはずです。
しかしその強さがホンモノの強さではないのだと主人公は考えたのでしょう。
大切な人と出会い、そのことに気づいた主人公は1つの答えを見つけます。
ホンモノの強さとは大切な人を守ることだと。
だからこそ極道から足を洗い主夫になることを選択したのでしょう。
気になるのは守りたい、見つけたいと願望のような言い方になっているところです。
ここにはまだ自分は何もできていないという謙虚な姿勢が書かれています。
そしてそんな未熟な自分を卒業するには中途半端な志ではいけません。
そのためもう極道には未練などこれっぽっちもないのだといっています。
男らしさを感じるサビではないでしょうか。
それぞれの未来
無作為に伸びてる雑草も
自由を掴んでる
それぞれの未来が咲き誇る
君といれば
出典: CITRUS/作詞:工藤大輝・花村想太 作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
ヤクザというと世間からは白い目で見られてしまいます。
そんな自分を雑草に例えているのでしょう。
そんな雑草でもしっかり伸び伸びと成長していく様子に勇気をもらっています。
雑草のような自分でも一緒なら花を咲かせられるような未来を手に入れられると思っているのでしょう。
2番 上下関係の無い世界を
ここから2番の解釈をしていきます。
2番で書かれているのは対等な関係を築くということです。
それでは見ていきましょう。
一目惚れ
絆されてしまった
シトラスの香りに
強く心の臓掴まれた様で
出典: CITRUS/作詞:工藤大輝・花村想太 作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
ここでは主人公が大切な人と初めて出会った頃を書いています。
絆されるというのは人情に惹かれ心身が束縛されることです。
つまり主人公は一目惚れをしたのでしょう。
その大切な人はシトラスの香りのする香水をつけていたのでしょうか。
主人公はその人のことしか考えられなくなってしまうほど惚れ込んだのでしょう。