25thシングル【しあわせの保護色】に収録
【じゃあね。】は乃木坂46の25thシングル【しあわせの保護色】に収録されています。
乃木坂46のエースである白石麻衣さんの卒業シングルとして大きく注目されました。
約8年間の活動の集大成となる【しあわせの保護色】ではセンターを務め、ファンにとっても特別な一曲です。
今回紹介する【じゃあね。】は白石麻衣さんにとって、【オフショアガール】に続く2曲目のソロ曲となります。
白石麻衣さんからの最後のメッセージが詰まった歌詞に、思わず涙が込み上げてくるでしょう。
そんな【じゃあね。】の魅力を紹介していきます。
白石麻衣さんの作詞
【じゃあね。】の作詞を担当しているのは白石麻衣さん本人です。
メンバーが作詞を担当するのは、坂道グループでは初となります。
白石麻衣さんは、卒業前に作詞をしてみたいと数々のインタビューで語っていました。
その願望と、乃木坂46を長年支えてきた実績があったからこそ実現した異例の楽曲となります。
デビューから卒業までの想いが綴られており、ファンにとっては涙なしで聴くことはできません。
アイドルとしての白石麻衣さんから送られる最後のメッセージを紐解いていきましょう。
歌詞の意味を解説
卒業について
車窓ににじんでいた あの夕焼けに
本当の気持ちも 誤魔化して溶かした
出典: じゃあね。/作詞:白石麻衣 作曲:浦島健太,H.Shing
白石麻衣さんは25歳でグループを卒業すると各メディアで語っていました。
しかし、他のメンバーの卒業ラッシュが訪れたことで、27歳まで自身の卒業を先延ばしにしていたのです。
そのときの迷いがこの詞に表れています。
坂道の途中で迷ってた
時に訪れたさよなら
“いつかは”と思ったって
口には出せなくって
出典: じゃあね。/作詞:白石麻衣 作曲:浦島健太,H.Shing
この部分では「卒業」という言葉を長く心に止めていたときの苦悩が綴られています。
25歳を迎えたときに、主要メンバーであり同年代の親友でもあった橋本奈々未さんの卒業が発表されました。
その後、乃木坂の顔である生駒里奈さんや西野七瀬さんの卒業も続きます。
その中で、白石麻衣さんは乃木坂46のことを想い「自分も」とは言い出し辛かったのでしょう。
白石麻衣さんの優しさが卒業という決断を鈍らせていたことがわかります。
「あなた」という存在
いつもふざけ合ったあの部屋
気づけば隣にいてくれてた
あなたが変えてくれたの
じゃあね。
出典: じゃあね。/作詞:白石麻衣 作曲:浦島健太,H.Shing
【じゃあね。】の歌詞に出てくる「あなた」は様々な人物に置き換えることができます。
記事の後半に「あなた」ついての解説もしますが、ここでは「メンバー」に置き換えて進めていきましょう。
白石麻衣さんはお姉さんメンバーでありながらも、ふざけることが好きなおちゃめな一面も持っています。
楽屋などでメンバーとふざける様子が度々、「乃木坂工事中」で放送されていたりもしました。
いつも隣にいてくれた家族のようなメンバーに相談をし、卒業の決断をしたことがこの詞からわかります。
今もまたにじむ空は
あなたとの日々を映し出す
泣いてないって 強がらせて
出逢った頃と同じ季節
出典: じゃあね。/作詞:白石麻衣 作曲:浦島健太,H.Shing
数えきれないほどの思い出が詰まったグループのことを想い、涙で景色がにじむ様子を表わしています。
乃木坂46は冬にデビューをし、白石麻衣さんが卒業発表をした季節もまた冬です。
出会いと別れが同じ季節になったのは何かの運命かもしれません。
もうそろそろ行かなくちゃ
描(か)きかけていた絵に色をつけて
泣いてないって 坂の途中で
さよならとありがと。
出典: じゃあね。/作詞:白石麻衣 作曲:浦島健太,H.Shing